コラム

動画制作の納期はどれくらい?種類別の目安と遅延させないコツを解説


ChatGPT Image 2026年8月27日 14_13_39動画制作を外部の制作会社に依頼する際、多くのご担当者様が気になるのが「納期」ではないでしょうか。
動画制作の納期は、企画から納品まで1~3ヵ月程度が目安とされていますが、動画の種類や工程によって実際の期間は大きく変動します。納期の目安を把握しないまま発注すると、公開希望日に動画の完成が間に合わなかったり、急きょ仕様を削ったりする事態にもなりかねません。

本記事では、動画の種類別・工程別の制作期間の目安から、納期が遅延する主な原因、特急対応時の注意点のほか、納期を短縮するためのポイントまで解説します。

■この記事でわかること

・画の種類による納期の違いと、各工程における所要期間の目安
・納期が遅延する3つの主な原因と、発注側でできる具体的な対策
・納期を短縮するために発注前に準備するとよいポイント

動画制作の納期は一般的に1~3ヵ月

動画制作の納期とは、企画から動画の納品までにかかる期間を指します。一般的に納期の目安は1~3ヵ月程度です。ただし、実際の納期は、動画の種類や演出手法、撮影規模などによって大きく変動します。

また、新年度が始まる直前の3~4月や、年末商戦・決算期にあたる9~12月は繁忙期で、制作会社やスタジオ、キャストなどのスケジュールが押さえにくく、制作期間が通常よりも延びるケースもあるため注意が必要です。

主な動画の種類と納期の目安を以下のとおりまとめてみました。

■動画の種類と納期の目安

動画の種類 納期の目安
YouTube・SNS向け動画 1~2週間
デモ・マニュアル動画 2週間~1ヵ月
採用動画・会社紹介動画 1~2ヵ月
CM・Web広告動画 1~2ヵ月
実写ドラマ仕立て動画 2~2.5ヵ月
アニメーション(既存素材使用) 1~2ヵ月
アニメーション(描き下ろし) 2~4ヵ月
3DCG・特殊映像 2.5~3ヵ月以上

実写動画の納期傾向

実写動画は、出演者やロケ地の調整、撮影日程の確保が必要になるため、通常1~2ヵ月程度の制作期間を要します。
スタジオ撮影のみで完結する場合は、比較的期間を短縮しやすいでしょう。
一方、複数拠点でのロケ撮影や出演者のスケジュール調整が入ると、制作期間が2ヵ月を超えることもあります。

アニメーション動画の納期傾向

アニメーション動画は、既存のキャラクター素材やテンプレートを活用する場合で制作期間が1~2ヵ月程度、すべて描き下ろしの場合は2~4ヵ月程度を見込んでおく必要があります。
アニメーションは実写撮影が不要ですが、キャラクターデザインに2~3週間、絵コンテ・動画設計に2~3週間、実際の動画制作に4~6週間程度を要することもあります。

3DCG・特殊映像の納期傾向

3DCG・特殊映像は、製品や空間を立体的に可視化するため制作工数が多く、2.5~3ヵ月以上を要するケースが少なくありません。モデリングやテクスチャ制作、レンダリングに時間がかかるため、ほかの動画種別よりも早めに発注することが望ましいでしょう。

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動画制作の工程と所要期間の目安

動画制作の工程とは、企画から納品までの一連の制作プロセスを指します。
それぞれの工程で、一定の準備期間や確認作業が必要です。各工程での所要期間を把握することで、全体のスケジュールを立てやすくなるでしょう。

主な動画制作工程と所要期間の目安は、以下のとおりです。

■動画制作の工程と所要期間

工程 所要期間(目安)
1. 企画・構成 1~2週間
2. 撮影準備 1~2週間
3. 撮影 1~3日+予備日
4. 編集・修正 1~3週間
5. 最終確認・納品 数日~1週間

01. 企画・構成

企画・構成は、動画の目的やターゲット、伝えたいメッセージを明確にし、どのような表現で伝えるかを決める工程です。
制作を担当するプロデューサーやディレクターがヒアリングを行い、最適な企画内容を提案します。
この段階で、「シナリオ(構成案)」や「絵コンテ(制作する映像を絵や文字で説明する設計図)」の作成も行われます。

企画・構成は動画制作の基盤となる工程であるため、時間をかけてでも関係者間できちんと合意をとることが重要です。

02. 撮影準備

撮影準備は、ロケ地・スタジオ、出演者などの選定とスケジュール予約、撮影機材・小道具の手配といった事前準備を行う工程です。併せて、香盤表(撮影当日の進行表)の作成も行われます。撮影準備は、当日の撮影をスムーズに進行させるための大切な工程といえます。

03. 撮影

撮影は、動画制作に使用する素材の撮影を行う工程です。事前準備が十分であれば、一般的に撮影は1~3日程度で完了します。ただし、悪天候や出演者の体調不良といった不測の事態に備え、予備日を確保する必要があります。

04. 編集・修正

編集は、撮影した素材を編集し、1つの動画にまとめていく工程です。素材の選定・組み立てや色調整、テロップやグラフィックの追加、音楽・効果音の挿入などを行います。編集完了後は、初版のフィードバックをもとに修正を加え、ブラッシュアップします。

05. 最終確認・納品

最終確認は、動画を確認した上で、音量バランスなどの細かなチェックや必要な最終調整を加える工程です。その上で、配信媒体に応じたフォーマットに変換し、納品します。

動画制作の納期が遅延する3つの原因

制作した動画の納品日が、当初の予定よりも後ろ倒しになることがあります。多くの場合、納期遅延の原因は制作会社側よりも発注側にあります。ここでは、動画制作の納期が遅延する3つの原因をご紹介しましょう。

原因1:意思決定・確認プロセスの遅れ

意思決定・確認プロセスの遅れは、納期に最も大きな影響を与える要因です。関係部署や決裁者が多い、担当者が多忙といった理由で確認に想定以上の時間がかかり、納期が後ろ倒しになっていきます

  • 対策
  • 「最終決定権」を持つ者を決め、確認ルートを一本化する
  • 期限を明確にしたスケジュール表を作成・関係者全員と共有する

原因2:曖昧な修正指示や修正回数の増加

曖昧な修正指示や修正回数の増加は、制作期間の遅れにつながる要因です。例えば「なんとなく暗い」という修正指示は、「動画の雰囲気が暗い」「映像の明るさが暗い」「役者の表情が暗い」「音楽が暗い」などさまざまな捉え方ができます。つまり抽象的な修正指示は、意図と異なる修正を招くことになり、再修正が発生しやすくなるのです。

また、担当者によって修正指示が異なる、五月雨式に修正指示が届くといった状況は、制作現場を混乱させます。修正回数が増えると納期が遅れるだけでなく、追加費用が発生することもあるため注意が必要です。

  • 対策
  • 修正指示は具体的かつ明確に、可能な限り文書化して伝える
  • 社内チェックで修正回数の制限を設定し、重要な変更は早い段階で行う

原因3:素材提供・準備の遅れ

素材提供・準備の遅れも、納期遅延を招く要因のひとつです。ロゴデータ・製品画像・グラフの元データといった素材の提供が遅れると、動画制作会社は作業を進められず、工程が止まってしまいます。また、動画に登場する社員のスケジュールや、社内撮影用の部屋を確保していないと、撮影自体ができません。

  • 対策
  • 制作に着手する前に、動画制作に必要と思われる素材をあらかじめ準備する
  • 「各素材はいつまでに必要か」をリスト化し、スケジュールに記載する
  • 社員や撮影場所の予定を早めに確保し、屋外撮影の場合は予備日も設定する

特急対応(短納期依頼)の注意点

特急対応(短納期依頼)とは、突発的に動画が必要になった場合に、通常よりも短い納期で制作してくれる対応です。多くの動画制作会社が、特急対応に応じています。一方で、特急対応には通常のスケジュールでの依頼とは異なる注意点があります。

01. 通常料金+20~50%の特急料金が発生

一般的に、特急対応は通常依頼時の料金に対して20~50%程度上乗せされます。特急対応の場合、通常よりも人員・稼働時間を圧縮して確保する必要があるため、追加費用が発生してしまうのです。なお、上乗せされる費用の割合は、制作会社や納期の逼迫度によって異なります。

動画制作料金の相場については、以下の記事も併せてご覧ください。
動画制作の費用相場はいくら?種類別の目安と抑えるコツを解説

02. クオリティ低下のリスクがある

特急対応には、クオリティが低下するリスクがあります。納期を優先して制作するため、制作会社も作り込みやチェック・調整の時間を削らざるをえないのです。そのため、テロップの誤字・脱字が発生したり、イメージと異なる仕上がりになったりするリスクがあることを覚えておきましょう。また修正に関しても、多くの場合「原則1回」といった制限があります。

03. 必ず特急対応できるとは限らない

特急対応の設定があっても、必ず対応してもらえるとは限りません。繁忙期には、制作会社やスタジオのスケジュールが埋まりやすく、特急対応そのものを受けられないケースもあります。

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動画制作の納期を短縮する6つのポイント

動画制作の納期は、発注側の事前準備次第で、ある程度短縮することが可能です。ここでは、動画制作の納期を短縮する6つのポイントをご紹介します。

  • 1. 発注前に目的・ターゲットを整理する
  • 2. イメージに近い参考動画を用意する
  • 3. 社内の承認フローを明確にする
  • 4. 修正指示は社内で集約してから伝える
  • 5. 撮影を伴わない構成も検討する
  • 6. 企画から編集まで自社対応している制作会社を選ぶ

01. 発注前に目的・ターゲットを整理する

発注前に、動画を制作する目的・動画のターゲットを整理すると、制作会社との打ち合わせがスムーズに進みます。訴求したいメッセージや使用予定の媒体、納期なども明確にしましょう。

02. イメージに近い参考動画を用意する

イメージに近い参考動画を用意すると、認識のズレを防ぎやすくなります。「かっこいい」「おしゃれ」「今風」といった言葉だけでは、正確なイメージは伝わりません。YouTubeや制作会社が公開している事例などから、求めるトーン・演出に近い参考動画を2~3本見つけて共有しましょう。

03. 社内の承認フローを明確にする

動画制作に関する、社内の承認フローを明確にすることも大切です。関係部署・決裁者をリストアップし、各工程の確認期限を設定しましょう。企画・台本段階から決裁者を巻き込んでおくと、後工程での大幅な修正・差し戻しを防ぎやすくなります。

04. 修正指示は社内で集約してから伝える

修正指示は、社内で集約してから制作会社に伝えましょう。修正箇所を都度小出しに伝えると、そのたびに編集者の作業が中断し、全体の進行が遅れる原因になります。関係者内での確認を済ませた上で、具体的な修正指示にまとめて一括で伝えることが大切です。

05. 撮影を伴わない構成も検討する

すべて新素材で動画を制作するのではなく、一部は撮影を伴わない構成にすることも、納期短縮につながります。写真・パンフレットなどの静止画データや、過去に制作した動画素材を活用すれば、撮影準備・撮影日程の調整にかかる期間を短縮できます。

06. 企画から編集まで自社対応している制作会社を選ぶ

企画から編集まで自社対応している制作会社を選ぶことも、納期短縮のポイントです。制作会社が撮影や編集を外部スタッフに再委託している場合、連携の手間や確認の往復が納期に影響することもあります。企画から撮影・編集まで自社の専任スタッフが一貫して対応している動画制作会社であれば、スムーズに進行しやすいでしょう。

動画制作会社の選び方については、以下の記事も併せてご覧ください。
【2026年版】動画制作業者おすすめ10選!選び方や費用相場を解説

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まとめ|余裕のあるスケジュールが動画制作を成功に導く

動画制作の納期が遅れてしまうと、せっかく制作した動画も活用タイミングを逃してしまい、期待していた成果を得られないことがあります。そうした事態を避けるためにも、動画の種類による納期の違いを把握することは大切です。

動画制作が3~4月や9~12月といった繁忙期にかかる場合は、早めに制作会社に相談することをおすすめします。本記事で紹介した「動画制作の納期を短縮する6つのポイント」を押さえ、余裕のあるスケジュールで動画制作に取り組みましょう。

ヒューマンセントリックスでは、企画から撮影・編集、配信後の活用まで、自社の正社員が一貫して対応しています。自社スタジオを保有しており、スケジュール調整・管理にも柔軟な対応が可能です。動画制作の納期でお悩みのご担当者様は、ぜひ当社にご相談ください。

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よくある質問

動画制作は、最短どのくらいの日数でできる?

撮影を伴わない編集のみの依頼や、尺が短く修正回数が限定的な依頼であれば、動画制作は、最短数日~1週間程度で対応できる場合もあります。まずは動画制作会社に相談し、見積もりを依頼することをおすすめします。

修正依頼をすると納期はどのくらい延びる?

修正依頼でどのくらい納期が延びるかは、スケジュールにどのくらいのバッファー(余裕・予備日)が用意されているかによっても変わります。見積もり段階で、制作会社に確認しましょう。

軽微な修正であれば1~2日程度で対応できますが、構成変更や再撮影を伴う修正の場合は、1~2週間程度かかるケースもあります。どの工程で、どの程度の修正が入るかによっても、必要な修正期間は異なります。

なお、工程をまたいだ修正の場合、期間だけでなく追加費用が発生することもあるので、こちらも事前確認するのがおすすめです。

どうしても納期が間に合わない場合の対処法は?

イベントで使用する動画など、納期がどうしても期日に間に合わない場合は、一部工程を簡略化したり、尺を短くしたりすることで納期を短縮できる可能性があります。ただし、動画の品質が低下するリスクも高まるので注意が必要です。

納期に不安がある場合は、早めに制作会社へ相談し、代替案などを検討することが望ましいでしょう。

この記事の執筆者
株式会社ヒューマンセントリックス マーケティング部

株式会社ヒューマンセントリックス マーケティング部

動画制作を検討する企業担当者に向けて、企画・構成・活用方法・費用感など、実務に役立つ情報を発信。 制作現場とマーケティング双方の視点から、目的に合った動画活用をわかりやすく解説しています。

掲載日: 2025.07.15  / 更新日: 2026.08.27

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