動画の解像度とアスペクト比について

 2020.09.17  株式会社ヒューマンセントリックス

今回は動画制作において重要な「解像度」「アスペクト比」について解説します。動画制作に携わったことがない方でも、どちらの言葉も耳にしたことがあるかもしれません。ちなみにアスペクト(Aspect)とは「外観・様相」を意味する言葉で、動画を出力する画面の比率を意味しています。どちらも動画制作において見落としがちな要素なので、なぜ解像度とアスペクト比が重要なのかにご注目ください。

動画の解像度とアスペクト比について

動画に関する基本的な要素

動画の解像度とは何か?アスペクト比とは何か?まずは、動画のサイズ等に関する基本的な要素について解説していきます。

動画の解像度

動画における解像度は画像解像度と同様に考え、横と縦のピクセル数によって決まります。従来一般的だった1920×1080(1080P)のフルHDと呼ばれる解像度は、横に1920ピクセル、縦に1080ピクセルが並んでいることになり、解像度で言えば約200万画素ということになります。

これに対して4Kは3840×2160(2160P)で横縦にピクセルが並んでいるので、解像度は約830万画素となりフルHDの4倍以上の解像度があることになります。

ピクセル(px)

先ほどから登場しているピクセルとは、動画を構成する映像の最小単位です。動画を限界まで引き伸ばして拡大してみると、無数の小さな点によって映像が構成されていることが分かります。その点こそがピクセルであり、横縦にいくつピクセルが並んでいるかによって動画の解像度が決まります。ピクセルの数が多いほど細部に至るまで映像を出力でき、より高画質を実現できるというわけです。

アスペクト比

アスペクト比とは動画を出力する画面の横縦の比率を表しています。現在主流なのは地上波デジタル放送でも採用されている16:9の「ワイド」と呼ばれるアスペクト比です。それ以前は4:3(スタンダード)のアスペクト比が主流であり、これはブラウン管テレビの画面比率が4:3であったためです。

ただし、アスペクト比は必ずしも横長とは限りません。最近ではスマートフォンから動画を視聴するユーザーが増えていることから、9:16や1:1(主にインスタグラム)のアスペクト比によってスマートフォン画面に合わせた動画を配信することもあります。

一般的な動画のサイズ

一般的な動画サイズの名称と解像度を確認しておきましょう。

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2160p(4K) 3840×2160 アスペクト比256:135、16:9

1440p(WQHD) 2560×1440 アスペクト比16:9

1080p(フルHD) 1920×1080 アスペクト比16:9

720p(HD) 1280×720 アスペクト比16:9

480p(SD) 720×480 アスペクト比4:3

ちなみに現時点で最も解像度が高い動画サイズは8Kと呼ばれる7680×4320のサイズであり、解像度は約3,300万画素と4Kの4倍になります。

動画制作で使用されるアスペクト比について

動画制作の現場では様々なアスペクト比が使用されています。では、なぜ多様なアスペクト比が存在するのでしょうか?それは動画配信プラットフォームによって推奨するアスペクト比が異なり、なおかつアスペクト比によって視聴者に与える印象が異なるためです。それでは、代表的なアスペクト比を確認していきましょう。

16:9(ワイド)

地上波デジタル放送における標準的なアスペクト比であり、YouTubeを中心とした多くの動画配信プラットフォームでも主流なアスペクト比です。視聴者が最も慣れ親しんだ比率なので、違和感なく視聴を楽しむことができます。ビジネスにおける動画活用では、様々な形で動画コンテンツを活用できるように16:9のアスペクト比で動画を制作することが大半でしょう。

4:3(スタンダード)

地上アナログ放送が終了する2011年7月24日まで主流だったアスペクト比です。このためスタンダードという呼称はあるものの、現在では一部のDVDメディアなどを除いてこのアスペクト比で動画が制作されることは少なくなりました。ただし、セミナー会場などによっては用意しているスクリーンが4:3のところが今でも少なくないので、動画を活用するシーンによって4:3のアスペクト比で制作した方が良い場合もあります。

1:1(スクエア)

スマートフォンの普及につれて徐々に増え始めたアスペクト比です。一般的にはインスタグラム上で配信する動画が1:1のアスペクト比に対応しています。ただし、現在では横長と縦長にも対応しており、アスペクト比は1.91:1~4:5のものがサポートされています。ポップな印象を受けやすいのですがパソコン上で再生するとかなり違和感がありますので、利用シーンを限定するアスペクト比でもあります。

2.35:1(シネマスコープ)

劇場にて上映される映画で最も多いアスペクト比がこのシネマスコープと呼ばれるアスペクト比です。TVで映画を視聴する際はアスペクト比をシネマスコープに変更される方も多いでしょう。最近では映画だけでなくドラマやテレビCMで採用されることも多くなっており、YouTubeにて2.35:1のアスペクト比動画を配信するとタイトル文字が映像にオーバーレイされたり、レターボックスが出現したりと雰囲気のある動画に仕上げることができます。このため、制作する動画によってはあえてシネマスコープを採用するのもポイントの一つです。

9:16(縦撮り)

最近テレビCMで見かけることが多いTikTokという動画配信サービスで主流のアスペクト比です。完全にスマートフォン画面に合わせられており、気軽に動画を投稿・視聴できるアプリとの相性が抜群です。スマートフォンが爆発的に普及したことから、パソコンを使用せずほとんどのネットライフをスマートフォン上で過ごすユーザーも多いことから、最初からスマートフォン配信を目的とした動画活用も盛んになっています。

なぜ解像度やアスペクト比を考慮する必要があるのか?

動画制作において解像度やアスペクト比を考慮しながら制作することは必須です。その理由が、動画を編集してからの解像度やアスペクト比の変更が難しいこと、動画を配信するアスペクト比によって撮影の仕方が若干異なることです。

解像度やアスペクト比が異なることで視聴者に与える印象は変化します。また、どの動画配信プラットフォームを選ぶか、動画をどこで映すのか、セールスツールとしてタブレット上での配信を予定しているのかなど、動画を活用するシーンによって最適な解像度とアスペクト比が異なります。そのため動画制作の企画段階から解像度とアスペクト比をしっかりと考慮しながら、制作にあたる必要があるのです。

また、単純にアスペクト比が横長か縦長かによって被写体や背景の映り方が変わりますし、ワイドなのかスタンダードなのかによっても映り方が変わります。そのため、アスペクト比を念頭に置きながら映像を撮ることが欠かせないのです。

このように解像度やアスペクト比は動画制作に大きな影響を与える要素なので、映像制作会社を選ぶ際はこの点も含めてトータルでサポートしてくれる制作会社を選ぶよう心がけていただきたいと思います。

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