タイムラプスとは?撮影方法や効果について解説

 2022.09.28  2023.07.31

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企業のマネージャーの中には動画マーケティングの実施を検討しており、タイムラプス動画が気になっている方も多いのではないでしょうか。タイムラプス動画は独特の演出方法による表現が可能なので、適切な使い方をすればマーケティングにおいて注目を集められます。この記事では、タイムラプスの概要から撮影方法、注意点まで紹介しているので参考にしてください。

タイムラプスとは?撮影方法や効果について解説

タイムラプスとは?

タイムラプスは撮影方法のひとつです。タイムラプスで撮影することで、通常の動画とは異なる独特な表現が行えます。まずはタイムラプスの概要を確認しておきましょう。

タイムラプスの意味

タイムラプスとは、時間(time)と経過(lapse)を意味する単語で、撮影において同一アングルにて静止画を一定間隔で撮って並べ、動画として流す方法のことです。タイムラプスで撮影を行うと、飛び飛びの時間における場面が映るため、再生すると早送りしているように見えます。イメージとしてはパラパラ漫画が近いです。

タイムラプスで撮影する効果

タイムラプスは静止画を並べたものなので、1枚1枚が丁寧に撮影されるため、鮮明な映像に仕上げることが可能です。静止画を数枚撮影するだけなので、動画に比べてデータ容量が少なく済み、軽量化できます。そのため、1枚ごとの画質を上げても負荷が少ないため、高画質に仕上げやすいです。 また、普段目にしているスピードよりも早く状況や状態が変わるため、より変化を感じられて、臨場感を出せます。タイムラプスにしないと見られない光景が見られるので、新鮮な印象を与えることが可能です。撮影枚数のみの編集で済むため、作業の負担を軽減できて、作品を早く完成させられます。

 

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タイムラプスとストップモーションの違い

よくタイムラプスをストップモーションと混同する方がいらっしゃいます。タイムラプスはカメラを固定しながら被写体が変化する様子を定点観測することに対して、ストップモーションは被写体を自分で動かして撮影しながらアニメーションを作成します。

ストップモーションの詳細に関しましては「最近流行りのストップモーション、その概要や魅力について
」をご確認ください。

タイムラプス撮影におすすめのシーン

タイムラプス撮影では、ゆっくりと状態や状況が変化するものを撮るのがおすすめです。タイムラプスなら、長時間かけないと見られなかった変化を短時間で見られるようになります。

具体的なおすすめのシーンは、空や街並み、作業風景、開花などです。空をタイムラプス撮影すると、雲の流れや星、太陽の動きがはっきりとわかります。普段はゆったりとしたスピードなので、じっくりと見なければ変化を感じにくいです。

街並みのタイムラプス撮影では、時間経過に伴って行き交う人や車の変化を見られ、時間帯ごとの交通量の変化がはっきりとわかります。料理やアート制作の過程をタイムラプス撮影すれば、短時間に製作工程を収められるので、解説動画として使いやすいです。

開花の様子はじっくり見ていても変化がわかりづらく、かつ長い時間をかけて変わる様子を見続けるのは困難です。タイムラプス撮影なら、時間あたりの小さな変化をダイナミックに演出できます。

タイムラプス動画の撮影方法

タイムラプス動画の撮影には特別な機材は必要なく、カメラやスマートフォンにて撮影が可能です。タイムラプス動画をそれぞれの機材で撮影する場合の方法を確認しておけば、タイムラプス動画を撮影できるようになります。 タイムラプス動画をそれぞれの機材で撮影する場合の方法を確認しておけば、タイムラプス動画を撮影できるようになります。

カメラ

インターバル撮影機能のように、カメラにはタイムラプスを撮影する機能が付いているものが多いです。オートフォーカス(AF)がオンになっていると、シャッターを切るたびに焦点が変わるおそれがあるため、AFは切っておきましょう。

撮影間隔であるインターバルおよび撮影枚数を設定します。ブレを防ぐために手振れ補正をオンにしておきましょう。 撮影が長時間に及ぶため、カメラは三脚での固定が必須です。アングルを決めて、カメラを三脚に設置します。撮影が終わったら、PCへデータを取り込み、編集ソフトにて写真を並べて動画にすれば完成です。

iPhone

iPhoneの場合、iOS 8以降のOSおよびiPhone 4S以降の機種には、タイムラプス機能が標準で付いています。対応していない機種であっても、アプリを利用することでタイムラプス撮影を行えるものもあります。カメラモードのスライドメニューをタイムラプスにあわせれば、撮影が可能です。その状態でシャッターボタンを押せば撮影が開始され、再びボタンを押すと終了し、保存されます。

iPhoneの場合も、手振れや撮影負担の観点から、専用の三脚で固定するのが望ましいです。iPhoneのタイムラプス撮影ではインターバルの設定ができず、撮影時間に応じて自動的に決められます。動画の再生時間も撮影時間に応じたものに調整されるため、再生スピードを考慮して撮影時間を決めることが必要です。

Android

Androidの場合は、機種によってタイムラプス機能の有無が変わります。また、ハイパーラプスと記載されている場合もあります。タイムラプス機能が搭載されていない機種であれば、アプリをインストールすることで撮影が可能です。

タイムラプス動画撮影時の注意点

タイムラプス動画を撮影する際にはいくつかの注意事項があります。動画の品質や撮影の成否に関わることなので、ここで確認しておきましょう。

カメラを固定してブレないようにする

タイムラプス撮影ではカメラの固定が重要です。タイムラプス撮影は長時間に及ぶことから、手持ちで同じ撮影ポイントを撮り続けるのは困難です。手持ちだと撮影時に手振れするおそれがあり、動画にしたときに目立ちます。また、撮影ポイントが撮るたびにズレていると、動画が揺れてしまいます。

手振れなく定点撮影するには、三脚でカメラを固定の上、手振れ補正をオフにするのが望ましいです。固定された状態で手振れ補正がオンになっていると、反対にブレる原因となります。

バッテリーやデータ容量を確認する

タイムラプス撮影は長時間の撮影に及ぶため、カメラやスマートフォンのバッテリーが切れないように注意しなければなりません。撮影時間を考慮してバッテリーが十分に充電されているかを確認しておきましょう。バッテリーの能力が十分でない場合には、モバイルバッテリーを用いて給電しながら撮影するのが望ましいです。

また、写真を保存するためのデータ容量が足らなくなると、撮影できない原因となります。撮影時間とインターバルから撮影回数を導くことで必要な容量がわかるので、その分の容量を確保するようにしましょう。

撮影時間を設定する

撮影の間隔によって動画の印象が変わることから、タイムラプス撮影においてインターバルの設定は重要です。撮影の間隔が短いと前後のつながりが強く、なめらかな動きとなります。反対に撮影の間隔が長いと、前後の変化が大きいため、切り替わりがはっきりとした動画となります。 対象をどのように見せたいかによって撮影間隔を調節することが必要です。

また、一般的には再生時間が1秒の動画を撮影するのに必要な写真の枚数は30枚とされています。再生時間および撮影間隔が長いほど撮影にかかる時間が長くなることにも注意しましょう。 

まとめ

タイムラプス動画は一定の間隔で撮影した静止画をつないで動画に仕上げる方法です。撮影はカメラやスマートフォンといった簡単な機材で撮影できます。タイムラプスを用いれば、長い時間をかけて変化する対象物を、短時間の動画で伝えられます。

タイムラプス動画を撮影する際には、撮影時間が長くなるため、バッテリーの残量および能力、データの空き容量が十分であるかを確認しておくことが重要です。撮影時はカメラやスマートフォンなどの撮影機材を三脚でしっかりと固定して手振れを防ぐことも必要です。また、撮影時間が長くなりすぎないように、動画の再生時間と撮影間隔を決めましょう。

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