オンデマンド配信とは?ライブ配信との違いについて解説

 2020.09.24  2023.07.31

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動画の配信方法は大きく分けると「オンデマンド配信」と「ライブ配信」があります。どちらも聞いたことはあるけれど、具体的な違いはわからないという方は多いでしょう。それぞれの違いとメリット等を理解することで、ビジネス上での動画活用においてどの配信方法が最適かを知ることができます。本稿ではオンデマンド配信を中心に、ライブ配信との違いも解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

オンデマンド配信とは?ライブ配信との違いについて解説

オンデマンド配信とは何か?

オンデマンド(On-Demand)という言葉には「要求に応じて」という意味があります。つまりは、視聴者の要求に応じて動画を配信する形式を、オンデマンド配信と呼ぶのです。身近なもので言えば、YouTubeが該当します。YouTube内にある動画は皆さんが視聴したいときに視聴したい動画を観ることができ、これこそがオンデマンド配信です。

細かい仕組みを解説しますと、視聴者に配信したい動画をあらかじめエンコード(圧縮処理)し、動画配信用のサーバに格納しておきます。視聴者はYouTubeなどの動画配信プラットフォームやWebサイトに埋め込まれた動画再生ページを通じて、ワンクリックで動画を再生できます。

ちなみにオンデマンド配信は動画ファイルの読み取りと当時に再生するストリーミングの一種であり、これに対して端末に動画ファイルを保存してから再生する形式をダウンロード配信やプログレッシブダウンロード配信と呼びます。

オンデマンド配信のメリット

動画活用の一般的な配信形式であるオンデマンド配信。では、オンデマンド配信によって企業は具体的にどんなメリットを享受するのでしょうか?

メリット1. 視聴者のタイミングで好きな動画を視聴できる

オンデマンド配信最大のメリットは時間や場所の制限を受けずに動画を視聴できることです。ユーザーにとっては手軽なコンテンツとして楽しんでもらえるのが大きなメリットです。その特性を生かして、コンテンツを細分化することでビジネス上での効果が高まることがあります。

例えば製品情報に関するパンフレットに詰め込んだ膨大な情報を、カテゴリごとに細分化してそれぞれに適した動画を制作し、ウェブサイト上で配信します。情報が整理されているので視聴者は欲しい情報だけにフォーカスして動画を視聴できますし、一つの動画に全ての情報を詰め込んでしまうよりも訴求力が高まります。

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メリット2. 何度でも撮り直しができ納得のいく仕上がりになる

オンデマンド配信は事前に制作した動画をサーバにアップロードして配信するので、ライブ配信のように一発勝負ではありません。綿密な企画設計を経て動画制作に入り、撮影時は何度も撮り直しが可能なので納得の仕上がりを目指すことが可能です。

ライブ配信では、視聴者は目に見えなくても一秒一秒が本番だというプレッシャーから、撮影慣れしていない人でない限りそのプレッシャーに負けてしまうこともあるでしょう。ライブ配信にはそれなりのメリットがあることは確かですが、リスクもあるため動画活用の初歩段階ではやはりオンデマンド配信で経験を積んでいくことが大切だと言えます。

メリット3. 永続的なコンテンツとしてビジネスに貢献する

オンデマンド配信用に制作したコンテンツは、会社の永続的な資産としてビジネスに貢献してくれるという非常に大きなメリットがあります。最近では営業ツールとして動画制作に取り組む企業が増えており、コンテンツマーケティングの一環としてウェブサイト上で配信すれば、24時間365日正確に情報を伝えてくれるセールスマンとして活躍してくれます。

また、会社のクラウドファイルサーバ上に動画ファイルを保存しておき、営業担当者が客先でタブレット等を通じて動画を視聴するなど幅広い使い方が可能であり、ビジネスへの貢献度を高めています。YouTubeやSNS上で配信してちょっとでも話題になれば、シェアで拡大して想像以上の宣伝効果をもたらすケースもあります。

メリット4. あらゆるコンテンツ形式に対応している

ビジネス上における動画活用ではブランドイメージの向上を目的としたコンセプト動画や、製品・サービス紹介動画などが中心になっています。しかし、オンデマンド配信ならあらゆるコンテンツ形式に対応し、活用の幅はそれに限りません。

例えば、社内教育目的として講義動画を制作し、それを会社のクラウドファイルサーバ上にアップロードすればEラーニングの一環として教育活動の効率化を目指すことができます。他には採用活動として会社紹介動画などをウェブサイト上に掲載すれば、幅広く優秀な人材を募集することも可能です。

このようにオンデマンド配信はあらゆるコンテンツ形式に対応しているので、動画活用の基本でもあり、様々な可能性を秘めています。

メリット5. YouTubeやウェブサイトなど幅広く配信できる

デジタルマーケティングの一環として動画活用を考えるとき、YouTubeなどの動画配信プラットフォームや各種SNS、そして自社ウェブサイトでの配信などマルチプラットフォームでの配信を目指すことで、その効果を高められます。前述のようにYouTubeやSNSは拡散性に優れているので、上手くシェアされれば制作コストの何倍もの広告効果を得られるケースも多々あるのです。

ライブ配信との違い

ライブ配信とはいわゆる生放送、リアルタイムでの動画配信を意味します。オンデマンド配信とは異なり撮影した動画を、動画配信プラットフォームを通じて配信するので難易度が高いように思えますが、技術的な要件としては敷居が下がっているのが現状です。YouTubeのYouTube Liveというサービスは高い画質・音声でライブ配信が可能ですし、利用料金も無料です。また、ビジネスの世界ではZoomなどを利用してウェビナーを実施するなどの企業が増えています。

ライブ配信のメリットは、その場の臨場感を視聴者に伝えられること、最新の情報を届けられること、そして視聴者とコミュニケーションを取りながら動画を配信できることです。このためオンラインセミナーを実施する際はライブ配信にて行われることがあり、その場で視聴者からの質問に答えることも可能です。また、ライブ配信によって撮影した動画を記録し、後々オンデマンド配信としてコンテンツ化もできます。

ただし、前述のようにオンデマンド配信と違い一発勝負なので、ライブ配信を行う際は人前で会話することに慣れた人材を起用することが大切です。また、その時間に集客する必要があるため集客活動にも力を入れる必要があるでしょう。

また最近では、擬似ライブ配信といってコンテンツ自体はオンデマンドで配信し、コミュニケーションだけリアルタイムに行う配信方法も散見されます。ライブ配信とオンデマンド配信の良いとこ取りといった感じです。

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ビジネスの目的に合わせて最適な配信方法を

オンデマンド配信もライブ配信も、そして擬似ライブ配信にもそれぞれメリットと課題があります。重要なことは、それぞれの特徴を踏まえながらビジネスの目的に合わせて最適な配信方法を選択することです。そのため、映像制作会社に依頼する場合は配信方法も含めてトータルでサポートしてくれるかどうかを十分に確認した上で、自社の要望に応えてくれるような制作会社を選びましょう。弊社ではオンデマンド配信用の映像制作に加えてウェビナーのサポートなども行っていますので遠慮なくご相談ください!

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