制作会社のプロが教えるドローン空撮の基礎知識

 2018.05.31  株式会社ヒューマンセントリックス

最近はビジネス動画の中にもドローン空撮を採用するケースが増えています。手軽に空撮ができることや、空撮用のドローン技術が発展したことで鮮明かつ綺麗な映像が撮れるようになったというのが大きな理由でしょう。空撮用ドローンでも10万円前後で入手できるため、趣味として空撮を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は初めてドローン空撮に取り組むという方に向けて基礎知識をご紹介していきます。

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小型無人機等飛行禁止法について

ドローン空撮を始める方にまず知って欲しいことはドローン飛行に関する法令についてです。趣味として楽しまれることも多いドローンですが、外務省が定める小型無人機等飛行禁止法によって飛行できない区域があります。

内閣官房や警視庁などの政府機関はもちろんのこと、その他商業施設などにおいても飛行や空撮が禁止されている区域もあります。ただし皆さんが最も注意すべき区域は「人口集中地区」といって、国勢調査の結果から一定の基準により設定される地域での飛行や空撮でしょう。

どこが人口集中地区に該当するかは航空局へ問い合わせるか、「地図による小地域分析(jSTAT MAP)」にて確認できます。

基本的に他者の所有地では飛行や空撮のために許可が必要なことも忘れないでください。

警察庁ホームページ 小型無人機等飛行禁止法

構図の基本

ドローン空撮初心者がまず撮影にあたって最初に意識することは「構図」です。構図とは撮影のためのフレームワークのようなもので、構図に当てはめて撮影することで特別な技術なく表現豊かな映像が撮影できます。ここでは基本となる5つの構図をご紹介します。

①三分割法

最も代表的な撮影構図です。三分割法は画面を縦と横にそれぞれ三分割して、線が交わる4つの点(交点)のいずれかに被写体を持ってくるというものです。ドローン空撮初心者は被写体を画面のど真ん中に持ってきがちですが、それでは被写体が中心過ぎて周囲の情景が魅力的に映りません。三分割法を使用すれば被写体と背景のバランスが簡単に撮れるので、これだけでも魅力的な映像になります。

②放射線構図

被写体から放射線のように広がる線で全体を見せることによって自然と開放感が生まれる構図です。その放射線に沿って映像を引いていけばかなり開放的な映像に仕上がるかと思います。被写体と広範囲の背景によってドラマを生ませたいときにも良いでしょう。

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③日の丸構図

多くの撮影指南書では「被写体をど真ん中に置いてしまう初心者がやりがちな構図」として紹介されています。確かにシンプル過ぎて工夫がまったく無いという印象を当たる可能性があります。ただし、あえて日の丸構図を採用することで被写体に対する興味や関心がストレートに伝わる構図でもあるので、適宜取れ入れると良いでしょう。

④対角線構図

画面を対角線で割り、その線に近い場所に被写体を置くという構図です。対角線に沿って見る人の視線を誘導できるので映像に奥行きを出したい時に適しています。

⑤三角構図

被写体同士が作る線をちょうど三角形にするという構図です。山のようにドッシリとした安定感があるため見ている人に安心感を与えます。あるいは小物などの配置バランスを整えたいときにも有効です。

以上がドローン空撮における基本の構図です。いずれもやり方さえ覚えれば簡単に取り入れられ、かつ表現の幅が広がる構図なので撮影の際に使用してみてください。

ドローン空撮の基本

ドローンを飛行させて映像を撮影するにあたって、細かい技法をご紹介します。

①前進

ドローンが搭載するカメラには基本的にズーム機能がありません。なので、ドローンを前進させることで被写体にズームインしていきます。ドローン空撮において基本中の基本ですが、撮影する角度によって様々な表現ができます。ポイントとしては画面にグリッド線を出して、一貫性のあるズームをすることです。

②被写体通過

ズームインから被写体の横や、2つの対象物の間を通過する技法です。ドローン空撮ならではのスリリングな映像が撮れるためおすすめの技法でもあります。前進どうようにグリッド線を出し、中心に向かって真っすぐ進むのがポイントです。

③後進

前進とは逆の技法であるいわゆるズームアウトです。被写体からカメラをグングン引いていくことで、被写体が置かれている状況が徐々に明らかになるといったダイナミックな映像を撮影できます。後進もグリッド線を出してそれに沿ってカメラを引くことがポイントです。ドローンを後進させる際は画面だけでなく、障害物が無いか目視で確認しましょう。

④パン

パンとはカメラを固定したまま水平方向に回転させる技法です。360度周囲を見渡せることから、背景全体を撮影したい時に適しています。カメラの角度を少し変えればまた違った表現になるので色々と試してみてください。

⑤斜め移動

車や電車など走っている被写体と並走して撮影する際は、並行に移動するよりも斜めに移動して行く方がダイナミックな映像を撮影できます。ただし映像と進行方向が異なるので障害物に十分注意しましょう。

⑥固定

空中でドローンを固定して撮影する技法です。定点観測などに使用できますが、長く撮影していると大型の鳥に狙われる可能性もあるため注意しましょう。

⑦俯瞰

カメラを下に向けている状態でドローンを上昇させると、被写体を中心に真上から全体を俯瞰した映像が撮影できます。この状態からズームインやズームアウトすることで色々な表現ができるでしょう。>

⑧低空飛行

水面や地面などスレスレのところを飛行して撮影するのはドローンならではの技法です。ダイナミックかつ面白い表現ができるでしょう。ただし、水面ではドローンのセンサーが誤作動を行う可能性があるので注意してください。

以上8つの撮影技法を基本として様々な映像にチャレンジしてみてください。これらの技法を組み合わせることで色々な表現ができ、ビジネスでも十分活用できる映像が撮影できます。

ドローン空撮で注意すべきこと

ドローン空撮にあたって最も注意していただきたいことはやはり事故です。日本においても各地でドローン墜落や衝突といった事故が報道されていますが、幸いにも死亡事故はまだありません。しかし、一歩間違えれば死亡事故に繋がっていたという報道もあります。

たとえばイギリスでは乗客を乗せた飛行中の旅客機にドローンが衝突したという事故があります。ドローンは旅客機の前方に衝突したため大事故には至りませんでしたが、もしもエンジンに衝突していたらと考えると恐ろしい事故です。

ドローンが普及したことで空撮を簡単に楽しめる時代になりました。しかし、その分事故が発生する危険性もあるため、ドローン空撮では事故に十分注意して撮影に臨んでください。

弊社ヒューマンセントリックスでは安全を十分確保した上でのドローン空撮を実施しています。ビジネス動画として空撮をご利用されたい場合は、ぜひ一度弊社までご相談ください。

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