動画制作会社の選び方を7つのポイントで解説

 2017.12.26  2023.07.31

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動画制作会社をどう選べば良いのか

動画制作会社」で検索してみると、相当数の会社がヒットします。撮影機材や編集ソフトの進化と低価格化で、制作会社の参入障壁は近年かなり低くなっています。

今やiPhoneだけで高品質な映像を撮影し編集できる時代です。また、ここ5〜6年の動画ブーム、動画需要の増大に乗って、新しい動画制作会社がどんどん増えています。動画市場が盛り上がり、動画制作会社が増えることで、競争の原理が働くことで、動画制作を依頼するユーザー側のメリットも増えて来るのと同時に、数多の動画制作会社の中から自社にあった動画制作会社をどう選べば良いのか・・・戸惑ってしまいますね。

数年やっている制作会社であれば、動画の表現については、だいたい同じレベルのことができます。だから、どれだけすごい動画の表現ができるかだけでは、なかなか判断できません。今回はBtoB企業にとって最適な制作会社を選ぶポイントをできるだけ客観的にお伝えしたいと思います。

制作会社としての実体があるか

いきなり、驚きのポイントですが、裏を返せば、実体のない会社でも、普通に提案できるのが、動画制作の業界といえます。

制作会社には、テレビ制作やCM制作の流れを汲んで派生した会社も多く、広告代理店中心の営業展開が前提でした。ですから、未だに営業担当がいないという制作会社も多く存在しています。

逆を言えば、受注さえできれば、ネットワークを駆使して、案件毎にフリーの脚本家、カメラマン、クリエーターをプロジェクトメンバーに引き入れ対応します。それぞれがプロフェッショナルなので、タイミングさえ合えば、コストパフォーマンスの高い成果物も期待出来ますし、労務管理に厳しい会社組織だとうまく対応できないような短納期の案件や、休日や深夜に発生するようなキツイ条件の案件にも柔軟に対応してもらえるというメリットも考えられます。

ただし、この場合は会社組織としての実体がなく、プロジェクト単位でのフリーランスの連携になるので、セキュリティやメンテナンスには余り期待はできないでしょう。

例えば、新製品を紹介する動画制作を依頼するような場合、新製品の重要なデータや情報が、公開前に意図しない見ず知らずの手に渡ってしまうリスクもありえます。さらに、都度連携する制作体制になるため、納品後しばらくたってからの修正が困難になったり、シリーズ化の際、品質がバラバラになったりと、組織化されていない故に起こってしまうデメリットも多々考えられます。

目先の一案件でなく、長きに渡り、付き合っていく制作会社を選ぶのであれば、実体のある会社かどうかを見極めてください。

実体のあるないの基準は下記になります。

  • 事務所の規模
  • 組織化されている脚本家、カメラマン、クリエーターが存在している

一度、会社を訪問すれば、その動画制作の実態を確認できるはずです。

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動画専門会社として5年以上の実績があるか

制作会社の参入障壁が低くなり、次から次に新しい会社が生まれていますが、廃業していく動画制作会社も少なくありません。動画は比較的新しいビジネスであり、成功のパターンが明確に有る訳でもありません。何となく始めては見たものの、お客様の要望に的確に答えることができず、右往左往して時間とコストばかり増えてしまう、或いはコスト感覚の薄いクリエーターが必要以上の対応をしてしまい赤字プロジェクトになってしまうなど、動画制作の現場は、どちらかというと利益率の低い労働集約モデルだからです。

会社によっては、休日や深夜対応が重なってしまい、社員の定着率が悪いところもあります。そんな理由で動画制作から撤退していく会社も珍しくありません。変化の激しい制作会社において、動画ブーム前、大体2012年以前より動画制作を開始している会社はそれなりの実績と体制があると推察できます。継続は力なり、そういった制作会社は、ノウハウの蓄積により、様々な現場への対応と様々な表現が出来るようになっています。そして、過去の実績に基づき、最適な体制と最適な制作手法を取ることで、結果的にお客様にとって高品質で適切な価格の動画を提案できると考えて良いでしょう。

リモートワーク時代の動画配信まるわかりガイド
成功するブランデッドムービー制作のための 5つのポイント

お客様にとって、伝えたい事(会社や商品サービス)をしっかりと理解して動画に落とし込んでくれる制作会社。せっかく、信頼関係ができても、その後、会社がなくなってしまったり、動画制作の対応を辞めてしまったりということが無いよう、制作会社としての実績が5年以上あるかをご確認いただければと思います。

大手企業との直接契約をしているか

日本を代表するような大手企業と契約する場合、その手続きはかなり複雑です。そして事前に、調査会社経由で契約前に制作会社の体制、規模、評判などを調べられていることもありますし、撮影の現場、確認の方法、検収などの各プロセスも、厳しくチェックされることが多々あります。

そういった大企業のフィルターを通して見ることで、安心してお願いできる動画制作会社か否かがわかります。ですから、実績をうたっている会社が、代理店経由でなく直接取引されているのかも重要なポイントです。

作りたいイメージが明確な場合、それを実現できる会社かどうか

冒頭にもお伝えした通り、ある程度の実績がある制作会社であれば、どんな表現もあるレベル以上は作ることが可能です。

「伝える」という目的に対して、表現はあくまでも手段ですが、お客様によっては、自分自身が感銘を受けた海外の動画や競合他社の動画を参考事例として依頼されるケースもあります。

制作会社によって得意不得意はありますが、だいたい大きく分けて、以下の3つのパターンがあります。

①CG、アニメ、ピクトグラムに強い制作会社
②映像、撮影に強い制作会社
③両方に強い制作会社

①への対応は、アウトソーシングしやすい領域です。クラウドソーシングで対応いただけるクリエーターもたくさんいます。主にアイコンの制作やBGMの選択、編集、テンポ、リズムのセンスが問われます。

②への対応は、撮影機材の進化と低価格化によって、参入障壁が低くなりました。現場でどれだけドラマを見つけ出し、ストーリー立てられるかがポイントです。

そして、①と②への対応については、制作するクリエーターの感性や強みがかなり異なります。

①への対応で不可欠なのは創作力・・・クリエーターの感性で、無から有を創りだす力です。

②への対応で不可欠なのは現場力・・・現場で何を見て、何を感じ、素材として捉え、ストーリー立て出来るかです。お客様の要望は多岐に渡るので、表現の引出しが多いほうがもちろん良いです。

③の両方を求める場合には、まずは要望をお伝えして、アニメ・CG中心、映像中心という表現に囚われず、要望にあった適切な表現を数多くのバリエーションから提案いただくのが良いかと思います。また、この両方に強い制作会社は意外と少ないというのが実状です。

自社スタジオを持っているか

スタジオを借りる場合、スタジオレンタルのスケジュール調整に時間がかかったり、利用時間を気にしながら収録したり、また、再収録が発生した際に多大なコストが追加されたりと、想定外のことが起こってしまい、当初の予算と計画にも、影響を及ぼすリスクが高くなります。

自社スタジオ、もしくは近くにスタジオを持っている制作会社であれば、かなり柔軟な対応が可能となります。自社スタジオを持っているかも確認ポイントです。

価格が明確であるか

動画制作の価格がわかりにくい、当初の概算よりどんどん費用が追加され、結果として予算をオーバーしてしまったなど、制作会社の価格に不透明性を感じているお客様は少なくありません。明確な価格を提示できる会社であるかどうかはとても重要です。

しかも、予算内ギリギリでなく、自社の価格の考え方に沿って、お客様の視点で、明朗に提案できる会社であるかも合せて確認ください。最初の打ち合わせから、価格がイメージできれば、その後の計画が立てやすくなります。

担当者からの回答が素早いか

どんなビジネスでも最も重要なのは、窓口担当者との信頼関係、コミュニケーションです。

動画制作は、企画、撮影、編集、確認、納品など、各プロセスが複雑に連携しています。1つが欠けても、期待通りの動画として完成しません。特にはじめて、動画制作をされるお客様は不安だらけです。その不安を解消するために窓口担当者と、阿吽の呼吸で連携できるかは大きなポイントです。

質問事項について、早いタイミングで的確に回答がもらえるか、適切にリードしてもらえるか、想定外のことが起きても冷静に対応してくれるか、何よりも、動画制作のプロジェクトをお客様の視点で、同じ方向を見ながら、楽しく一緒に進めていくことができるか・・・撮影スタッフの現場でのマナーやコミュニケーションが、会社組織としてきちんと教育されているかも重要なポイントです。

是非とも多くの制作会社をご検討ください

さぁ、いかがだったでしょうか?
制作会社の選び方を7つのポイントで解説しました。

ほかにも動画制作を失敗しないための7つのポイントをまとめた、動画制作の勘所についても合わせてごらんいただければと思います。

ヒューマンセントリックスは、動画制作会社というのが、まだ、珍しかった2004年にBtoB企業向け動画制作の専門会社として立上がりました。以後の13年間は、改善改善の毎日であり、お客様の要望をシンプルに実現していくということをテーマに今日に至っています。上述の7つのポイントは、全て、お客様からいただいた情報に基いています。

3年前にお願いした制作会社の担当者に連絡がとれず、駆け込み寺のようにヒューマンセントリックスに連絡をいただくお客様。

前回のプロジェクトが想定以上のコストとなり、ヒューマンセントリックスの価格の考え方、明確さに感銘いただいたお客様。

多くのお客様と出会い、そして感謝をいただけました。

動画制作を検討された場合、ヒューマンセントリックスにご確認いただく前に、是非とも多くの制作会社をご検討ください。多くの制作会社とコンタクトいただければいただけた分、ヒューマンセントリックスの良さをわかっていただけるはずです。

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