映像と動画の違い

 2019.03.11  株式会社ヒューマンセントリックス

「映像」と「動画」の違いは何か。単なる言い方の違いじゃない?というか、どっちでもいいよ。という声も聞こえてきそうですが、実は映像と動画を区別して考えることで見えてくることもあります。本稿では普段何気なく使い分けている映像と動画の違いを、明確に定義していきたいと思います。

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言葉の使いどころから考える

まず、以下それぞれのシーンについてイメージしてみてださい。

  1. とある映画を映画館で観ている
  2. その映画を家でソファーに座りながらDVD/ブルーレイで観ている
  3. その映画を家でソファーに座りながらスマートフォンで観ている

これらのシーンでは、いずれも同じコンテンツを視聴しているにもかかわらず、観るシチュエーションや端末によって「映画やDVD/ブルーレイで観る場合は映像」「スマートフォンで観る場合は動画」といったように言葉を使い分けている人が多いようです。

このことから、スマートフォンで観る場合は「動画」になるのか?という結論が出そうですが、同じ映画なのに映像と動画で使い分けるのは何だかしっくりきませんね。つまり映像か動画の違いに、デバイスは関係ないということでしょう。

映像と動画を区別するIPT

映像と動画を区別するための尺度としてIPT(Information per Times)というものがあります。これは「時間当たりの情報量」という意味であり、映像はIPTが低く、動画はIPTが高いという考え方です。つまり動画は時間に対して情報量が凝縮されているということであり、長く情報量が少ないのが映像、短く情報量が多いのが動画だと考えられます。

しかしながら、これも100%明確な定義とは言えません。たとえば皆さんが、YouTuberが投稿したコンテンツを視聴している場合、ためになるものから笑えるものまでたくさんの種類のコンテンツがあります。その中には、長くても情報量を持たないコンテンツもありますね。しかしながら、そういったIPTが低いコンテンツに関してもYouTube上で配信されている場合は「動画」という言葉を使用するかと思います。

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なので、IPTは映像と動画を区別するための1つの尺度ではありますが、それが決定的な定義にはなりません。

映像と動画はコンテンツの種類によって変わる

ここまでの説明や、その他諸々のことを考慮して導き出される1つの答えが「映像と動画の違いはコンテンツの種類によって決まる」ということです。最初の事例で言うところの、映画館やDVD/ブルーレイで観る場合は映像、スマートフォンで観る場合は動画というのは、映画というコンテンツには映像という言葉がすでに定着しているため、スマートフォンで観る場合も映像という言葉が適切になります。

それとは変わり、YouTubeで配信されているコンテンツをスマートフォンで観る場合はインターネットに接続されたテレビで見る場合も、動画という言葉が適切ではないでしょうか?2つの大きな違いは「Webが関係しているかどうか」です。

スマートフォンが爆発的に普及し、ユーザーのコンテンツ消費の仕方に大きな変化が起きるようになってからYouTubeなどWeb上のコンテンツが一気に増加しました。

そもそも「動画」という言葉は、テレビ映像の誕生と並行して生まれたアニメーションにあてた言葉です。漫画やイラストだったものがアニメーションで動き出すようになったことで、動画という言葉が生まれます。その後、アニメーションに限らずWeb上で配信されている映像を、映画の映像やテレビ映像と区別するために動画という言葉があてられるようになります。

そのため、「Web上で配信されているコンテンツ=動画」であり、「映画やテレビで配信されているコンテンツ=映像」という明確な違いがあります。

あえて違いを意識する必要はない

このように、映像と動画には明確な違いがありますし、それぞれの言葉が誕生した歴史的背景もあります。しかしながら、現代社会ではこれらの言葉をほとんど区別なく使っているのが現状です。映画もスマートフォンで視聴すれば「動画」と呼ばれることがありますし、Web上で配信されている長編的なコンテンツを「映像」と呼ぶこともあります。そのため、現代社会において映像と言葉の違いをあえて意識する必要はないでしょう。

むしろ、「あれ?この場合は映像だっけ?動画だっけ?」と悩んで会話もままならないことがばかばかしくなってしまいます。

ただし、限られた組織の中で映像と動画を使い分けるのは大切なことです。多くの映像/動画制作会社では独自の尺度によって映像と動画を使い分けていますし、そうすることで社員同士のコミュニケーション効率を高めることができます。映像/動画制作会社に依頼した企業に関しても、その制作会社がどのように映像と動画を使い分けているかを理解することで、コミュニケーション効率が良くなり、より良いコンテンツ制作が行えます。

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これからは「動画」が主流になるかもしれない

映像も動画も、どちらも英語では「Video(ビデオ)」です。一方、映像という意味合いも込めて日本でも多用される「Movie(ムービー)」という言葉は、英語では「映画」という意味しか持ちません。つまり、海外に比べて日本は映像と動画の区別がややこしくなっており、本来ならば映像でも動画でもどちらでもよいのです。

しかしこれからは「動画」という言葉が主流になるかもしれません。映像が映画やテレビ、動画がWeb上のコンテンツを指すならば現在では動画の方が圧倒的に多く、世界のコンテンツの大半を占めています。さらに、スマートフォンの利用率が年々上昇していることもあり、老若男女にとって親しみのある言葉は映像よりも動画になりつつあります。

日本でコミュニケーションを円滑にするという目的で、言葉の単一化が進めばいずれは映像ではなく動画という言葉が主流になっていくでしょう。動画の方が気軽に楽しめるコンテンツというイメージが強いですし、ユーザーもそうしたコンテンツを求めています。

動画のビジネス活用を促進させよう!

いつでもどこでも気軽に楽しめて、かつ活用範囲が広い動画は現在多彩なビジネスシーンで活用されているコンテンツでもあります。イベントや展示会でのオープニング動画、製品デモ動画、採用セミナー動画、企業紹介動画などあらゆる動画を使いこなすことで、企業ブランドを形成したりマーケティング活動効果を高めたりと、動画は今ビジネスにおいて大注目のコンテンツです。

YouTubeに配信した動画によって、販売を一気に加速させるという事例も少なくありません。大切なのは、ビジネスシーンによって適切な動画を見極め、入念な計画のもと配信していくことです。必ずしも莫大なコストをかける必要はありません。皆さんもこの機会に、動画のビジネス活用を促進していきしょう!その際にはヒューマンセントリックスまでお問い合わせいただければ嬉しいです。

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