最大の強み 〜BtoB企業に最適な動画導入メソッド〜(後編)

 2017.12.05  2023.07.31

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動画を使うと、生産性・効率性が格段に上がる

外資系IT企業のキャリアだった私が、なぜ、2004年に起業して、動画制作のビジネスを始めたか・・・そして、なぜ、BtoB企業に対象を絞り込んだか・・・その理由は、BtoB企業の日常にはプレゼンテーションが溢れ、その一部が動画になるだけで、生産性・効率性が格段に上がるからである、ということを第1回で説明しました。

BtoB企業で重要な8つのプレゼンテーションの場ということで、営業、セミナー、展示会、Web、採用、教育、IR、海外展開の8つをあげ、前回は、そのうちの 営業活動セミナー展示会Webといったビジネスの「場」での、動画の必然性と活用法について、ご紹介しました。

今回は、その後編ということで、 採用活動教育(人材育成)IR活動海外展開の「場」について、ご説明いたします。

採用活動の場

まずは、学生向けの会社説明会をイメージください。多くの学生は、早めに到着します。説明会の開始10分前には、出席予定者の80%は、既に到着しています。

どんな会社なのか、興味津々の学生達を、入社5年以内ほどの、先輩社員達に お出迎えしてもらいましょう。もちろん、動画です。

配属先の異なる4〜5名の若手社員のインタビュー動画を会社説明会を実施予定の部屋で投影します。営業、技術、保守、管理部門など、様々な部門での男女比も考慮した話し手を選びましょう。

インタビューの内容は、「なぜ、この会社を選んだのか」「具体的に何をやっているか」「仕事はどのように習得したか」など、まさに今、一番学生たちが知りたいポイントです。1名あたり2分くらいを目途に編集します。紙では、一言一句確認できますが、会社の雰囲気、勢い、充実感などは、動画のほうが伝わりやすいです。 そして、説明会開始直後に、会社のイメージビデオを流すのも良いでしょう。さらに、そこで活用した動画は、採用サイトにも掲載します。インタビュー動画も、1名あたり2分版と、4〜5名分をまとめた2分のダイジェスト版などを掲載します。

掴みは、2分以内の動画です。掴んだ後は、長い尺の動画に対しても、しっかりと視聴してもらえるのです。特に遠方の学生にとって、有効かつ印象深い採用サイトになります。

教育(人材育成)の場

会社にとって教育(人材育成)は、最重要事項。 全国網でサービスを展開している会社にとって、どの地域に対してもしっかりと情報を提供し、人材育成を定期的に実施したいというニーズはとても高いです。ここでも教育研修・Eラーニング用動画制作が活用されています。

IT・医療・サービス関連企業なら、コンプライアンスや社内ルール、商品知識、最新技術、そして接客対応、マナーなど。人手不足が恒常的な課題の製造業なら、上記に加えて技術継承など。担当者が全国行脚をして教育しする・・・余裕があれば可能でしょうが、時間とコストを考えると、現実的に無理な会社が多いです。

リモートワーク時代の動画配信まるわかりガイド
成功するブランデッドムービー制作のための 5つのポイント

だからといって、紙の資料だけでは「情報が不足して、わかりにくい」「どうしても行間や思いが伝わない」「眠くなってしまう」「そもそも紙の資料すら作れない」ということになってしまうという課題が残ります。そんな中、今、教育内容の動画化のニーズが爆発的に伸びています。

講座などを動画化し、必要に応じて配信する(イントラネット)ことで、全国の社員や店舗販売員、パートナー様への教育に利用いただいています。マニュアル化が困難な職人さんの技術に対しては、ディレクターとカメラマンを現場に派遣し、その場でポイントを確認しながら、撮影・編集まで一貫して行います。

繰り返しになりますが、どの会社にとっても、教育(人材育成)は、最重要事項です。これまでやりたくてもできなかった質の高い教育を実現する手段としての 教育(人材育成)に対する動画の活用は、さらに範囲を拡大しています。

IR活動の場

IR活動でも、IR用の動画制作は積極的に活用されています。

わかりやすく情報開示することは上場企業にとって、その企業価値を判断する上で、重要な指標です。事業内容のわかりにくいサービスを、いかに株主に伝えるか、その課題解決に動画が選択されています。

個人投資家にはシニア層が多く、最新設備や技術・サービスを言葉や資料で説明するよりも、短くまとまった動画を必要に応じて活用するのが効果的です。技術的な細かい部分は理解できなくても、動画で表現された会社の雰囲気や社員さんの熱量でその会社を信頼できるか否かの判断材料にしていただけます。

また、株主総会、決算説明会の中で、事業報告そのものを動画で行う会社も増えてきました。伝えることが簡潔にまとまった動画を使って報告することで、当日の進行がスムーズになり、代表者の話す大切な時間を戦略的な内容の説明により割けるようになったと評価いただいてます。

もちろん、説明会で活用した動画を自社のIRサイトに掲載することで、上場企業として積極的に情報公開しているという姿勢を多くの株主に示すことができます。

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海外展開の場

海外出張で自社について説明する・・・どんなに外国語に長けていても日本で説明するのとは、勝手が違います。

「百聞は一見に如かず」「動画は万国共通」説明のときにいくつかの言語に翻訳された会社紹介があれば、海外での打ち合わせもスムーズになります。

プレゼンテーションの冒頭、簡単な挨拶が終わった後、2〜3分の動画を使って基本的な情報を理解いただいた上で商談を進めます。また、新規の顧客への事前挨拶や興味ありそうな顧客へのオファーなどは、Webへの動画掲載をすることで世界中いつでもどこにいる方にもご案内が出来ます。

最近、製造業のお客様からの動画の依頼が増えてきました。日本の製造業の企業のほとんどが海外への展開を視野にいれています。日本語版を納品した後で、多言語に再編集して欲しいという要望も増えてきました。その中で「何か国語に対応できますか?」という質問を受けます。そのときは、お客様が展開されようとしている国の言語は、全てに対応できるとお答えしています。

BtoB企業で重要な8つのプレゼンテーションの場

2回にわたり、営業活動・セミナー・展示会・Web・採用活動・教育(人材育成)・IR活動・海外展開の8つのプレゼンテーションの「場」、つまり、動画を活用すると効果的なプレゼンテーションが出来る「場」での活用例をご紹介しました。

最後に重要なポイントを1つ加えさせていただきます。 それは「 徹底的な再活用」です。

営業活動で使った動画は、セミナー動画制作採用動作制作も兼ねることができます。採用で使った動画は、教育(人材育成)やIR活動でも使う、例を挙げると切りがありませんが、作った動画をとにかく再活用することです。

デジタルの特徴のひとつに使っても劣化しないというのがあります。つまり「無限にコピーできる」のです。ヒューマンセントリックスが提供している動画は、映像作品ではなく、ビジネスを推し進めるための道具(ツール)です。何度も何度も使っていただくことで、味が出てきます。どんな味になっていくか・・・どうぞ、お試しください。

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