動画活用と聞くと、製品デモ映像や会社紹介などをイメージされる方が多いかと思います。これらのコンテンツは幅広くビジネスで活用されているもので、実際に制作依頼案件数としても多い傾向にあります。セミナーやイベント等でも活用でき、永続的に価値のあるコンテンツとして蓄積できるのも大きなメリットです。
この他にも、イベントやセミナーなどの前には多くのお問い合わせをいただく動画制作、それが“オープニング映像”です。セミナーやイベント、会社説明会や社員総会など、開催前にオープニング映像を流すことで参加者の期待感を高め、そのイベントの世界観へ一気に引き込む効果があります。
本稿では、そんなオープニング映像を制作するポイントをご紹介しています。新しい動画活用の方法として、検討されてみてはいかがでしょうか?
オープニング映像のメリット
製品デモ映像などの動画効果はなんとなく理解できても、オープニング映像を流すメリットは何か?よくわからないという方のために、まずはそのメリットをまとめました。
Merit1. 参加者を会場の世界観へ一気に引き込む
映画好きの方ならば、オープニング映像の重要性を十分理解していることでしょう。映画好きではないという方も、1つくらいはお気に入りの映画があるはずです。その映画で流れるオープニング映像を思い起こしてみてください。
一般的にオープニング映像は、視聴者をその世界観へ一気に引き込むために活用されます。ファンタジー系の映画ならばワクワクするような演出で制作しますし、ド派手は演出からスタートする映画もあります。ディザスタームービーならば、静かに、しかし刻一刻と迫る大惨事を予感させ、視聴者の不安をあおるような演出にするでしょう。そして、視聴者は期待に胸を膨らませてその後の展開に引き込まれます。
このように映画に置き換えて考えると、オープニング映像の重要性は少し理解しやすくなるのではないでしょうか?イベントごとに適したオープニング映像を流すことで、参加者を会場の世界観へ一気に引き込むことができます。それは登壇者の講演により深く耳を傾けるきっかけになったり、イベントへの期待感を高めたり、会社のブランディングに貢献する効果があります。
Merit2. 主催者・参加者の間に一体感が生まれる
主催者と参加者、会場全体で一体感のあるイベントというのは得てして成功するものです。ここでいう“成功”というのは、単にイベントが盛り上がったかどうかではなく、共感を得ることで案件化に繋がるリード(見込み客)をより多く獲得できたか、会社説明会の内容に納得した就職意欲が増した新卒者がどれだけいるか、といったことを指しています。
会場全体の一体感を生むためのオープニング映像にするためには、クリエイティブかつ“カッコイイ” “面白い”と思えるような演出にするのがポイントです。もちろん、その後のイベントの内容が充実しているかどうかも重要なことは言うまでもありません。
Merit3. イベントの内容を直感的に理解してもらえる
イベント開始時に主催者が登壇してイベントの内容を説明するのと、オープニング映像を流してイベントの内容を直感的に理解してもらえるようにするのとでは、どちらの方のイベント成功率が高いでしょうか?もちろん後者です。
オープニング映像で会場の世界観へ引き込むのと同時に、イベントの内容が直感的に理解できるようにすると、参加者の集中力が持続する傾向にあります。イベント中は登壇者の話に集中し脳を長く使用するため、より集中してもらうためにオープニング映像によって直感的理解を得られる方が高い効果が期待できるでしょう。
Merit4. モチベーションを向上するための施策として活用できる
近年では社員総会などの社内向けイベントでもオープニング映像を活用するケースが増えています。その理由は、イベント開催にあたって参加社員のモチベーションを向上し、組織としてより一体感のあるイベントとして成功させるためです。
今年度の振り返り、優秀な成績を上げた社員の映像、陰で頑張っている社員の映像、自社ビジネスの成果を物語るような映像など、これらをオープニング映像としてまとめることで全体のモチベーションを向上し、イベントをより盛り上げることができます。
オープニング映像制作のポイント
さまざまなメリットを持つオープニング映像も、制作のポイントを押さえられているか否かによって効果は大きく変わってきます。それでは、オープニング映像制作のポイントをご紹介します。
演出はイベント内容の沿ったものになっているか?
同じようなイベントであっても、それぞれに内容は違いますし、参加者の傾向も違います。オープニング映像の演出はイベント内容に沿ったものでなくてはならず、間違った演出をすると会場を盛り上げるどころか、会場が白けてしまう可能性があります。
極端に言うと、コメディー映画なのにオープニング映像がシリアスな内容では、視聴者がその展開について行けません。視聴者が世界観に入っていくことができなければ、そのオープニング映像は失敗だと言えます。
オープニング映像の時間は長すぎないか?
オープニング映像は、良くも悪くもイベント参加者へ与える影響が大きいものです。参加者に伝えたい情報がたくさんあるからといって、オープニング映像にすべてを詰め込むと映像時間が長くなり、冗長な内容になってしまいます。イベントはこれから、という時なので参加者が飽きないように気を配るのも大切です。
その場合はオープニング映像だけでなく、イベント中間や終盤で流す映像も検討し、シーンによって使い分けるようにするイベント全体に渡って参加者を飽きさせないように工夫することができます。
自己中心的な内容になっていないか?
イベント主催者が“カッコイイ” “面白い”と思えるようなオープニング映像でも、参加者が同じように感じるとは限りません。オープニング映像制作で最も注意すべき点が自己中心的な内容にしないことです。
そのためにはオープニング映像制作に客観的視点を取り入れて、参加者の立場になって演出を考えることが大切です。
製作費用はオープニング映像のコストとして適正か?
どんなに素晴らしい演出で会場が盛り上がるようなオープニング映像でも、制作費用が高額になってしまうと動画としての費用対効果が低くなってしまいます。やはり、オープニング映像はイベントの規模に応じて適正コストで制作されていることが成功の前提条件です。
そのためには、実績豊富でオープニング映像制作にかかるリソースを内製化している制作会社を選ぶと、制作にかかるコストを抑えつつ効果的な動画に仕上げることができます。
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オープニング映像制作実績のある制作会社を選ぼう!
オープニング映像はクリエイティブさが求められる動画なので、制作実績を持つ制作会社に依頼するのがベターです。ただし、制作会社によっても特色が異なるので、まずは提案を受けてから制作会社を選ぶのもよいでしょう。最後に、当社ヒューマンセントリックスのオープニング映像制作実績をご紹介します。
株式会社NTTデータイントラマート様
MIJS(Made in Japan Software Consortium)様
いかがでしたでしょうか?
もしイベントを成功に導きたいと言う方がいらっしゃいましたら弊社までお声がけいただければ嬉しいです。
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