動画配信とは?3つの形式の得意・不得意を理解する

 2021.07.19  株式会社ヒューマンセントリックス

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動画配信といえば企業から一般消費者への「BtoC」向けというイメージがあるかもしれません。しかし、リモートワークの普及やビジネススタイルの変化から「BtoB」と呼ばれる法人向けビジネスでも動画のニーズが高くなってきました。

そこで、この記事では企業が動画を利用するメリットや、動画配信をする方法を配信形式ごとに紹介し、メリットやデメリットも合わせて解説します。

動画配信とは?3つの形式の得意・不得意を理解する

動画配信の3形態

マーケティング活動の一環に「動画配信」を利用し、ビジネスシーンに役立てる企業が増加してきました。動画はBtoCだけでなくBtoBにまで広がり、営業活動、プロモーション、セミナー、展示会、イベント、採用活動、教育研修など幅広いシーンで活用されています。

動画配信には「ライブ配信」「擬似ライブ配信」「オンデマンド配信」の3種類の形式があり、それぞれメリットとデメリットがあります。

特徴を理解した上で最適な方法を選択することで、効果的に動画を活用できます。その内容について、詳しく紹介します。

ライブ配信

ライブ配信とは「生収録」「生配信」であることが特徴で、いわゆる生中継のことです。現在進行形で収録を行うため、リアルタイム性が高く、視聴者との距離がもっとも近い形式です。「今しか見ることができない」という希少性を持ち、質の高い視聴を見込めます。

ライブ配信は視聴者との距離が近いことから、自社のリアルな姿を伝えやすく、逆に視聴者の声もリアルタイムで返ってきます。そのため発生した意見や疑問点をその場で回答することが可能です。

また特定の時間でしか視聴できないため、視聴者の真剣度は高くなる傾向にあります。また、ライブ配信は編集の必要性や、過度な演出を行う必要がないことから、実施後の工程が簡単であることもメリットです。

ただし、ライブ配信は生配信のためアクシデントや、不用意な発言があった場合、取り除くことができません。テロップや細かな調整のような演出を加えることも、基本はできないと考えましょう。

加えて視聴者の意見に対して即答できる体制作りも必要です。映像切り替えを行う必要もあるため3〜4人のチーム体制で行う必要があります。

「その場でしか見ることができない」という特性から、必然的に視聴者数も限られてしまいます。多くの人に視聴してもらいたい場合は不向きです。

総じて、「視聴者との距離が近く、熱量が伝わりやすい」メリットがあり、同時に事前準備を念入りに行う必要があり、「1つのミスで配信全体の質を大幅に落としてしまう」というリスクのある配信形式です。

疑似ライブ配信

擬似ライブ配信は事前に収録した動画をライブで配信する形式です。そのため「動画収録」と「生配信」の特徴を持っています。

ライブ配信のデメリットである「1つのミスによるリスク」を解消し、ライブ配信が持つ「希少性」と真剣度の高い視聴者への訴求が可能です。

大きなメリットとして、事前に収録して演出や編集を行えます。また、ライブのため視聴者から生の声を聞くこともできるため、コミュニケーションを随時取り合うことも可能です。「視聴者の真剣度も高く、かつ、質の高い配信を行うことができる」という特性を持つのが、擬似ライブ配信です。

配信時は1名体制でも問題がないため、人員を必要以上に割くこともありません。事前収録により生配信のリスクは大幅に減少します。このことから準備に余裕を持つことができます。

ただし、擬似ライブ配信を行う際は事前の動画制作が必須となります。そのためライブ配信では発生しなかった編集や演出といった作業が発生します。

さらに、ライブ配信と同じく視聴者の声に対して即答できる体制が必要です。また、擬似ライブ配信もリアルタイムでの配信となるので、視聴者数は限られます。そのため幅広く動画を閲覧してほしい場合はやや不向きです。

しかし、ライブ配信と比較すれば、ミスをしてもリカバリーできる点は大きなメリットでしょう。つまりリスクヘッジをしながらライブ配信したい場合におすすめの形式です。

オンデマンド配信

オンデマンド配信は、事前に収録した動画をインターネット配信する形式です。視聴者は場所や時間に捉われず、好きなときに動画を視聴することができます。ライブ配信のように、配信中にアクシデントが発生するようなリスクもなく、確実に動画を届けることが可能です。

事前に収録をするため編集や演出を加えるだけでなく、納得するまで撮り直しすることができます。また、ライブ配信と違い視聴者の声をリアルタイムで回答する必要がありません。

オンデマンド配信は取得できる視聴者データが多いことも特徴。特定の動画について、視聴回数やユーザーの属性、ユーザーが視聴した時間や場所、デバイス、そしてユーザーが視聴を止めた位置までわかります。

準備期間も十分に取りやすく、余裕を持った動画制作を行うことができます。また、オンデマンド配信は永続的に配信可能なので、長期間ビジネスに貢献し続ける特徴があります。

ただし、ライブ配信と異なり事前収録が必須のため、動画制作できる環境が必要です。また、配信範囲が広く、好きなときに視聴可能なので視聴者の数は増えますが、視聴者そのものの質は比較的落ちやすいため注意が必要です。

目的に合わせて配信形式を選ぶ

3つの配信形式にはそれぞれメリットとデメリットがあります。そのため目的に合わせて配信形式を選ぶことが重要です。

自社がどういう目的を持って動画を使用するのかを明確にし、目的に適した配信方法を選びましょう。

リアルタイムで視聴者とやり取りしたい

リアルタイムで視聴者とやり取りを行いたい場合はライブ配信がおすすめです。

リアルタイムで双方間的な対話が可能となり、その場で質疑応答を行うことができます。コミュニケーションが活発に取れるだけではなく、「質の高い視聴者との関係性を築ける」という点も、ビジネス効果として重要です。

TeamsやWebEx、Zoom、Skypeのようなオンラインミーティングが行えるツールを利用することで、リアルタイムでのやり取りを実現する配信が行えます。

複数人数・拠点から配信したい

視聴者へは一方的に配信を行いたいが、配信する内容は同一にも関わらず拠点が複数に分かれている場合や、視聴者からの質疑応答やチャットでの対話を行いたい場合は、擬似ライブ配信がおすすめです。

Zoom Webinarのようなウェビナー(オンラインセミナー)に対応したプラットフォームを活用することがおすすめです。ツールを選ぶ際は「収録した動画の配信や、参加者とのコミュニケーションが、滞りなく実行できるかどうか」に注意して見比べていきましょう。

コンテンツ視聴に集中してほしい場合

一方的に配信を行い、視聴者からの発言や意見を求めずに、コンテンツへ集中してほしい場合はオンデマンド配信がおすすめです。視聴者は好きなタイミングで視聴を開始し、コンテンツのみに集中することができます。

YouTubeLiveやvimeoのような動画配信が可能なプラットフォームを利用することがおすすめです。

配信システム構成の実例

配信システムは目的や動画の用途によってシステム構成は異なります。目的や用途によって収録方法や配信構成は大幅に変わります。

例えばセミナーのような形で配信を行う場合、イベント会場を用意してカメラマンが登壇者を撮影します。視聴者のPCには「講演者はプレゼンを行う映像」と、それに併せて「パワーポイント資料の画像」も映し出されています。つまり視聴者に届くコンテンツは、「登壇者とパワーポイント資料という2種類の映像を、適宜スイッチャーによって合成・切り替えすることで、リアルタイムに作成しているもの」である、ということです。

もちろん撮影・合成された映像は、プラットフォーム経由で視聴者へと届けられていますが、この際、配信用PCで録画も行っておきます。この録画動画を、後に繰り返し利用できるからです。

なお、配信用の回線としては、一般に上り50MB以上ものが推奨されています。

収録スタイルや配信構成によってシステムが大きく異なるため、目的に合わせて適切な体制を取ることが重要です。その中から実際にライブ配信や擬似ライブ配信で使用されているシステム構成を実例から紹介します。

スタジオを主軸とする構成

スタジオを主軸として講演が行われ、自宅や別の場所にいるゲストと中継でつなげる構成です。「演者がプロジェクターに映している、パワーポイント資料」の映像と、「カメラマンが撮影するスタジオ映像」、そして「ゲストが撮影する映像」を切り替えながら、配信します。

こうした合計3つの映像を1つのコンテンツとして視聴者へ届けるために、「ゲストとスタジオを中継するPC」を用意しておきます。この中継用PCをスイッチャーとして機能させることで、3つの映像をリアルタイムで切り替えるのです。そうして3つが切り替りながら流れる1つの映像が、配信用PCへ送られ、プラットフォームを経由し、視聴者へ届くという構成になっています。さらに擬似ライブ配信の場合は、収録済の映像を配信するための「映像用PC」も必要になります。

このシステムにより、スタジオの講演者・パワーポイント資料・事前収録した映像・ゲストの映像といったさまざまな映像が、リアルタイムに切り替わっていく動画コンテンツを、視聴者へとスムーズに届けているのです。

さまざまな場所の講演者をつなぐ構成

複数人数・拠点での配信が目的の場合、さまざまな場所にいる講演者と視聴者とをつなげます。講演者がスタジオ・自宅・海外拠点などからパネリストとして登壇するので、複数の登壇者と視聴者とを確実につなげられるプラットフォームが必要になります。

例えばZoom Webinarを利用して配信を行う場合が多いでしょう。この際、まずホストとなるPCを用意して、各パネリストのPCと視聴者のPCをつなげます。これにより安定して、視聴者とパネリストたちとを共通のプラットフォーム上に置くことができるのです。視聴者からパネリストへと、チャットや質問を直接投げかけてもらえるでしょう。

もちろん発信された「視聴者の生の声」は、複数拠点にいる別々の講演者へとリアルタイムで届くため、随時質問に答えることができます。

まとめ

動画配信には3つの形式があり、それぞれメリット・デメリットがあります。それぞれの特性を理解して、目的に適した配信システムを用いることで質の高い配信を行えます。

企業が動画を活用するためには「動画制作」「配信構成」「配信設定」等を実施する必要があります。そのため、動画の制作・配信を代行してくれる業者へ依頼することも一つの手です。

ヒューマンセントリックス社は約2,000社、50,000タイトル以上の制作実績があり、企業の動画制作から配信代行、配信システムのサポート、動画を軸にした企業課題の改善をするサービスを提供しています。また、ウェビナーやオンデマンド配信もサポートしているため、あらゆる動画制作に対応していると言えるでしょう。

動画を軸にビジネス展開をする際はヒューマンセントリックス社のように制作実績と動画による配信サポート実績にある企業に相談をすることをおすすめします。

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