ウェビナーの配信方法の違いとそれぞれのメリット・デメリット

 2021.03.05  株式会社ヒューマンセントリックス

ウェビナーとは「ウェブ」と「セミナー」を合わせた用語で、Web会議用のツールを使って行われるオンラインセミナーのことです。マーケティングの一環として、多くの企業に取り入れられるようになってきました。

ウェビナーには、さまざまな種類があります。企業戦略の要としてウェビナーの活用を検討するにあたって、どのような形で配信すべきか迷われている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ウェビナーの種類やそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

ウェビナーの配信方法の違いとそれぞれのメリット・デメリット

ウェビナーの配信種類を考える3つのポイント

ウェビナーの配信方法を考えるにあたって、考慮すべきポイントは以下の3つです。

リアルタイム性

ウェビナーを配信するリアルタイム性によって、「ライブ配信」と「録画配信」の2種類に分かれます。ライブ配信とは、事前に告知しておいた日時に撮影・録音をしながら生放送にて配信する方法です。一方、録画配信とは、あらかじめ用意したコンテンツを配信するものです。

参加方式

ウェビナーへの参加方式には、「双方向型」と「一方通行型」の2種類があります。

双方向型では、参加者(受講者)はWeb会議ツールのチャット機能などを使用して、配信者(講師)に質問をしたり、意見を述べたりするなどのコミュニケーションが取れます。また、配信者側も参加者の反応を受け取りつつ、セミナーをより生き生きとしたものにしていくことができます。

この方式を採用するためには、ライブ配信を行う必要があります。録画配信の場合は双方向の方式を取れないため、必然的に一方通行型になります。この方式では、参加者はコンテンツを一方的に受信するだけです。ライブ配信であっても、チャット機能などの双方向ツールを使用しない場合はコミュニケーションが取れなくなります。

アウトプットタイプ

配信者のアウトプット方法によって、「講義方式」と「スライド方式」の2種類に分けられます。講義方式とは、配信者が講義している様子をそのまま配信するやり方です。一方、スライド方式とはPowerPointなどのツールで作成したスライドを表示し、それに沿って説明していくものです。

ウェビナーの配信種類ごとのメリット・デメリット

配信方法にはリアルタイム性や参加方式、アウトプットによって種類があることを述べてきましたが、ここからはそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

ライブ配信と録画配信

最初に、ライブ配信と録画配信との違いによるメリット・デメリットを比較していきましょう。

ライブ配信のメリットとしては、まずリアルタイムの臨場感が挙げられます。配信者と参加者との間で喜びや学び、楽しさを同じ時間に共有することで、参加者にポジティブな感情を持って受講してもらえるようになります。録画配信では一方通行型になるため、参加者が置いてきぼりにされているような感覚になってしまいがちです。

また、ライブ配信では配信者と参加者の間で質疑応答ができるため、両者のコミュニケーションを深めることが比較的容易です。配信側の企業にとっては、質問や意見をもらうことで必要な情報を補足したり誤って伝わった内容を訂正したりできるメリットがあります。参加者と交流を深めることで、ファンを増やす機会にもつながるでしょう。

ライブ配信のデメリットも確認しておきます。まず基本的には、一時停止や巻き戻しは不可能なため、聞き逃してしまったり理解できなかったりしたシーンへ、参加者は戻れません。また知っている情報も飛ばして視聴することは不可能なので、退屈してしまうかもしれません。このような問題は、ライブ配信を録画してアーカイブ配信することで、ある程度は対処できるでしょう。

加えて、配信者がリアルタイムで話しながら、映像をこまめに切り替えてグラフや図表などを表示しても、参加者にはうまく伝わらない恐れもあります。イメージ資料を使用する場合は、実際に使用するシーンを想定し、話しを聞きながらもわかりやすく理解できるようなものを作成しましょう。

一方、録画配信における最大のメリットは、繰り返し視聴できることです。一時停止をしたり見返したりすることで、知りたい情報を重点的に視聴可能なので、参加者が深く学習したい場合に最適な方式と言えるでしょう。

ほかにも、録画配信のメリットとして特定のテーマを深く伝えるのに適していることが挙げられます。加えて、一度動画を作成してしまえば複数回に渡って配信できるため、運営側にとってはコスト削減になるという点も、録画配信の特長と言えるでしょう。

また、すでに知っている情報は飛ばし、知りたいポイントだけを聞くという視聴方法が可能なので、参加者が各自のペースで効率的に情報を得られます。

しかし録画配信は、すでに作成してある録画データを配信するだけなので、参加者の雰囲気に合わせられないというデメリットがあります。例えば参加者が退屈していても、機転を利かせて話題を変えたり、質問を投げかけたりするようなことはできません。

一方通行型もしくは双方向型

次に、一方通行型と双方向型のメリット・デメリットについて説明します。

一方通行型のメリットでまず挙げられるのは、管理工数が抑えられる点です。配信者側はコンテンツを事前に作成して公開するだけなので、会場手配や人員配置などの手間がなく、コスト削減を行うことが可能です。また、一方通行型は主に録画コンテンツを流す形式のため、配信側は参加者の質疑応答などで話を脱線させることなく、伝えたい情報をスムーズに伝えることができます。

しかし逆に、参加者から積極的にコミュニケーションを取ってもらうということはできません。そのため基本的に、参加者の反応に合わせて展開を工夫するなどは、不可能です。

双方向型のメリットとしては、まず参加者がどんな反応を示しているのかを確認しながら、進められることが挙げられます。ライブ配信では、チャット機能などを使用することで、参加者の反応をリアルタイムに確認できます。そのため、必要に応じて参加者からの反応にフィードバックを行いながらセミナーを進めることが可能です。また、参加者からの質問に配信者が回答するなどのコミュニケーションを活発に行うことで、よりライブ感のあるセミナーにすることもできるでしょう。

ただし、配信者が伝えたいこと以外の情報や、個人的な感想などもその場で伝えれば、セミナーが本来伝えたい内容がかえってわかりづらくなる可能性があります。

また参加者から質問を受け付けるには、質問に目を通し、回答すべき質問を選ぶ担当者が必要になるでしょう。このような点から、管理工数が増えてしまう傾向にあります。

双方向型で得られる参加者のリアルタイムな反応は、マーケティングに活用できる有用な情報です。一方通行型の場合、ウェビナー終了後にアンケートを取ってもライブ感のある反応が吸い上げにくいというデメリットがあります。

スライド形式もしくは講義形式

最後に、スライド形式と講義形式のメリット・デメリットを解説します。

スライド形式のメリットとしては、配信者が伝えたい情報を適切に伝えやすい点が挙げられます。スライドを用いることで、図表やグラフ、画像などを交えた詳細な資料を事前準備でき、視覚的に伝えることが可能です。講義形式では、配信者の話し言葉がメインとなるため、同音異義語や専門用語が伝わりづらいといったデメリットがあります。

一方で講義形式は、工数が抑えられるというメリットがあります。基本的に配信者の講義内容を加工せず配信するため、スライド作成や修正などの手間をかけることなく配信が可能です。

また、講義形式のほうがシンプルな手段のため、かえって要点が伝わりやすい、という側面もあります。スライド形式の場合、どうしても伝えたい情報を詰め込みすぎる傾向があり、参加者が混乱してしまう恐れもあるのです。

まとめ

ウェビナーの配信種類やメリット・デメリットについて見てきました。配信方式の違いによってそれぞれの特性があるため、セミナーの種類や伝えたい情報の内容、ターゲット(参加者)の属性などに合わせて配信方式を決定することが重要です。

ぜひ、配信方法を適切に選択したウェビナーを開催し、マーケティング戦略に生かしてみてください。


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