コラム

採用動画制作の費用相場は?動画の種類と目安料金・内訳を解説【2026年版】


recruitment-video-production-cost

採用動画の制作費用は、動画の種類や内容によって大きく変動するため、予算設定に悩む方も多いでしょう。費用の総額や内訳を把握しないまま発注してしまうと、制作中に想定外のコスト増加が発生したり、費用を抑えすぎて採用ターゲットに刺さらない動画になったりするリスクがあります。

本記事では、採用動画の費用相場や制作費の内訳、コストを抑えるポイントのほか、制作会社の選び方についても解説します。採用動画の制作をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

■この記事でわかること

・採用動画の制作費用の相場と、各価格帯で作成できる動画の種類
・採用動画の費用の内訳と、制作コストを抑えるポイント
・採用動画の制作会社を選ぶ際にチェックすべき点

採用動画の費用相場

採用動画の制作費用は、動画の種類と撮影規模によって大きく異なります。価格帯ごとの目安を把握することで、自社の採用目的や予算に合った計画を立てやすくなるでしょう。

採用動画の価格帯別に、撮影規模や動画の種類、制作期間などをご紹介します。

■採用動画の価格帯と種類の目安

価格帯 撮影規模 動画の例 動画の尺 撮影時間 制作期間
20万~50万円 1カメラ対応、撮影場所1拠点、固定カメラ撮影 会社説明会、縦型ショート動画など 約1~2分
※会社説明会の場合は60分以内
半日 2週間~1ヵ月
50万~150万円 1~2カメラ対応、撮影場所1~2拠点、固定・動的カメラ撮影 先輩社員インタビュー・座談会、オフィスツアー、仕事紹介(一日の流れ)など 約1~5分 1~2日 1~1.5ヵ月
150万~350万円 社外ロケを含む、複数カメラ・複数日撮影+モーショングラフィック等アニメーション制作(編集業務) 会社・事業紹介、広告向けブランディング動画など 約30秒~10分 1~3日 1.5~2ヵ月
350万円以上 社外ロケを含む、複数カメラ・複数日撮影+モーショングラフィック等アニメーション制作(編集業務)、俳優・ナレーター起用、複数ロケ地手配 会社・事業紹介、広告向けブランディング動画などに、感性的な表現を加えたもの 約30秒~10分 1~5日 1.5~2ヵ月

・20万~50万円の採用動画

20万~50万円の採用動画は、機材費・人件費ともに抑えやすく、採用動画を初めて制作する企業にとって取り組みやすい価格帯です。カメラを固定して同一箇所で撮影する会社説明会など、シンプルな構成の動画が中心になります。また、SNSで展開しやすい縦型ショート動画や、会社説明会用のオープニング動画なども、この価格帯で制作できるケースがあります。

■制作事例:株式会社ネクスウェイ様

動画の種類

会社紹介動画(会社説明会の動画化)

制作費用

約30万円

動画のポイント

人事部のご担当者様が、会社や採用に対する想いを、熱量を込めてプレゼンテーションされています。スタジオ撮影では難しい自然な表情や視線も、ディレクターのリードにより引き出すことができました。会社の魅力だけでなく、人事担当者としての熱意や人柄も伝わる動画に仕上がっています。

・50万~150万円の採用動画

50万~150万円の採用動画は、完成度とコストのバランスが取れており、中小~中堅企業の採用動画として最もニーズが高い価格帯です。社員インタビューに加えて社内の業務風景も撮影するケースが多く、採用サイトや求人媒体への掲載、会社説明会での上映など幅広い用途に対応できます。

TEST

■制作事例:KCCSモバイルエンジニアリング株式会社様

動画の種類

社長メッセージ動画

制作費用 社長メッセージ、会社紹介、先輩社員インタビュー、サービス紹介動画を合わせて約80万円
動画のポイント

社長メッセージに加え、会社紹介、先輩社員インタビュー、サービス紹介動画と、内容ごとに動画を分けて制作しました。これにより、説明会や採用サイトなど、場面に応じて必要な動画を選んで活用できます。また、一定期間でまとめて撮影を行うことで、個別に制作するよりも費用を抑えられました。

■制作事例:ネットワンシステムズ株式会社様

動画の種類

社員座談会

制作費用 約50万円
動画のポイント

社風や職場の雰囲気を入社前に知りたいという女性就活生のニーズに合わせ、社員3名様に8つのテーマでお話しいただく構成です。日々の思いなどをざっくばらんに語っていただいたことで、学生が親近感を持ちやすく、会社の雰囲気を自然に感じられる動画に仕上がっています。

・150万~350万円の採用動画

150万~350万円の採用動画は、複数日の撮影や社外ロケを含む、完成度の高い動画を制作できる価格帯です。複数の職種・拠点を横断した密着取材形式の動画や、ストーリー仕立てのドキュメンタリー動画なども、多くはこの価格帯で対応できます。採用ブランディングの強化を目的とした、中~大規模な動画制作に適しています。

■制作事例:クニミネ工業様

動画の種類

会社紹介動画

制作費用 約350万円
動画のポイント

言葉ではイメージしづらいベントナイトの採掘から加工、製品化までの流れを、全国各地の製造拠点で約1年かけて撮影しました。実際の現場の様子を通じて、製品への理解が深まる構成です。また、内容ごとに分割した動画も制作し、説明会や営業活動など用途に応じて活用しやすい形に仕上げました。

・350万円以上の採用動画

350万円以上の採用動画は、ドラマ形式や大規模プロモーション動画など、クリエイティブの完成度を優先する場合の価格帯です。俳優・ナレーターの起用や、複数ロケ地での撮影、高品質な映像編集が含まれるケースが多く、大企業のブランディング強化や新卒採用の大規模訴求を目的とした動画制作に適しています。

※キャスト契約期間などの条件により、この価格帯の制作事例はWeb上での動画公開を控えさせていただきます。

採用動画の種類別費用目安

制作したい採用動画のイメージが決まっている方向けに、作りたい動画の種類から費用を逆引きできる表をご用意しました。採用動画の制作予算計画を立てる際、参考としてお役立てください。

■採用動画の種類別・費用目安

動画の種類 主な目的 費用目安
社員インタビュー動画 社員のリアルな声で求職者の共感を得る 20万~100万円
縦型ショート動画 SNSで求職者にリーチする 20万~50万円
会社説明会オープニング動画 説明会冒頭で企業の印象を高める 50万~150万円
オフィスツアー・働き方紹介動画 職場環境・社風をリアルに伝える 50万~150万円
アニメーション動画 図解・演出でわかりやすく企業を紹介する 50万~150万円
会社紹介・採用ブランディング動画 採用ブランドを強化し広く訴求する 150万~350万円
ドキュメンタリー・密着取材動画 複数職種・拠点の魅力を深く伝える 150万~350万円
ドラマ・ビジョン動画 企業の世界観・ミッションを演出で表現する 350万円以上

採用動画の費用の内訳

採用動画は、同じ「社員インタビュー」でも動画の内容や表現方法などにより、費用が大きく変わります。想定外の制作コスト増加を防ぐため、動画制作にかかる費用の内訳を把握することが重要です。

実写動画の制作にかかる費用

実写動画の制作費用は、大きく企画制作費・撮影技術費・編集技術費の3つに分類できます。

■一般的な実写動画制作費用の内訳

費用項目 内訳 費用相場
企画制作費 企画構成費 10万円~
プロデュース費用(全体の統括) 制作費の10%程度
ディレクション費用(演出・現場指揮) 10万円~
撮影技術費 撮影費用(日数、スタッフ構成、スタジオ使用、役者起用、使用機材などで変動) 10万~300万円
編集技術費 編集費用 10万~150万円
音楽効果費用(フリー素材使用前提で選定作業を含む) 5万~15万円
ナレーション費用 10万円~

例えば、撮影日数が増えるほど、スタッフの人件費や機材費といった撮影技術費は増加しますし、テロップ(画面に重ねて表示する文字情報)や音楽などにこだわるほど、編集技術費が膨らみます

また、社外でのロケを行ったり、俳優・モデルを起用したりする場合は、ロケ地のレンタル費や出演料、移動に伴う交通・宿泊費などが別途加算されるので注意しましょう。

アニメーション動画の制作にかかる費用

アニメーション動画の場合、実写動画と異なり撮影費用は不要ですが、代わりにイラスト作成費用が必要です。

費用項目 内訳 費用相場
企画制作費 企画構成費 10万円~
プロデュース費用(全体の統括) 制作費の10%程度
ディレクション費用(演出・現場指揮) 10万円~
撮影技術費 イラスト作成費用(イラストレーターによって変動) 5万~50万円
編集技術費 編集費用 10万~150万円
音楽効果費用(フリー素材使用前提で選定作業を含む) 5万~15万円
ナレーション費用 10万円~

さらに、モーショングラフィックスや3DCGといった、アニメーションの演出・表現方法によっても費用は大きく変わります。

アニメーション動画の制作については、以下の記事もあわせてご覧ください。
アニメーション動画を制作するには?種類・メリット・費用相場も解説

採用動画の費用を抑えるポイント

採用動画の制作にこだわるほど、制作にかかる費用は膨らみます。ですが、制作費用を無理に抑えて、動画のクオリティを下げてしまっては、期待する採用効果を得られません。

そこで、採用動画のクオリティを保ちながら費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

recruitment-video-production-cost_1

1. 撮影時間を短くする

撮影時間(日数)が長くなるほど、スタッフの人件費・機材費がかかり、撮影した動画の編集工数も膨らみます。事前に撮影する場面やシーンを厳選すると、撮影時間の延長による追加費用発生を防ぐことができます

また、撮り直しの回数を抑えるためにも、当日はスムーズに進行できるよう事前準備することが重要です。

2. 撮影場所を絞る

撮影場所を自社オフィスに限定すれば、外部のロケ地使用料や移動のための交通費をカットできます。社内にセミナールームや会議室など撮影に適したスペースがある場合は、積極的に活用することをおすすめします。

3. 素材を用意する

採用動画の素材として、既存の社内写真・動画・ロゴなどを活用することで、新規撮影のコストを削減できます

また、動画の打ち合わせの際に参考動画などを用意すると、制作イメージが伝わりやすいだけでなく、企画費を抑えられる可能性もあります。

4. 生成AIを活用する

生成AIを活用して、簡易的な構成案やナレーション原稿、字幕などを作成したり、ナレーションに合成音声を使用したりすると、動画制作のコストを削減できます。

ただし、採用動画は求職者に「この会社は魅力的だ」と感じてもらうことが目的です。動画のクオリティや企業ブランドへの影響を考慮した上で、AIをどこまで活用するか判断することをおすすめします。

5. 社内出演者を活用する

自社の社員が採用動画に出演すれば、外部キャスト(俳優)の出演料は不要です。

ただし、登場している社員の異動や退職などにより、制作した動画が使用できなくなるリスクもあります。制作会社と相談の上、動画の内容に最適な出演者を選定しましょう。

6. 動画の尺を短くする

動画の尺(時間)が長くなるほど、編集にかかる工数が増加します。採用サイトに掲載する場合は2~3分、SNSで活用するなら30秒~1分程度など、用途や配信先によっても動画の適切な尺は異なります。動画制作経験の豊富な制作会社に相談するのがおすすめです。

なお、企業の魅力や求める人材像など、伝えたいメッセージを簡潔にまとめるほうが、求職者の印象に残りやすい動画になるでしょう。

7. 編集の優先度を整理する

アニメーションやテロップ、BGMの使用数など、編集が複雑になるほど費用はかさみます。

「企業のブランドイメージを損なわない採用動画」を意識しながら、費用対効果を考えて、優先すべきものの取捨選択を行うことが重要です。

動画制作会社を選ぶ3つのポイント

採用動画の制作費用は制作会社によって異なりますが、価格だけを基準に選ぶことは避けるべきです。自社の採用課題に合った動画制作会社を選ぶために知っておきたい、3つのポイントをご紹介します。

recruitment-video-production-cost_2

1. 採用動画の制作実績を確認する

まず、動画制作会社に自社と近い業種・規模の採用動画を制作した実績があるかどうかを確認します。制作実績の豊富な会社は、採用ターゲットに訴求する構成や演出といった、動画の完成度に関するノウハウを持っています。

また、動画制作会社がWeb上に制作事例を公開している場合は、動画のクオリティや雰囲気が自社のブランドイメージに合っているかどうかも確認しましょう。

2. 自社を理解しようとする姿勢を確認する

動画制作を正式発注する前の打ち合わせ段階で、採用ターゲットや採用課題、動画の目的についてきちんとヒアリングしてくれる制作会社を選びましょう

動画制作のみを請け負う会社と、採用戦略の段階から提案できる会社とでは、制作した動画がもたらす採用効果に大きな差があります。自社に対する理解の深さは、パートナー選びの重要な判断基準です。

3. 見積もりの内訳と追加費用を確認する

動画制作の見積もりに「企画費・撮影費・編集費・修正費」などの費用項目が、きちんと明示されているかを確認します。また、撮影延長・出演者追加・修正回数・BGM使用料といった、追加費用が発生しやすい項目についても、発注前にきちんと確認しましょう。

なお、制作会社を選ぶ際には以下のチェックリストもご活用ください。

■制作会社選びの確認リスト

自社と近い業種・規模の制作実績があるか
初回打ち合わせで、採用ターゲット・課題へのヒアリングが行われるか
見積もりに費用項目の内訳が明記されているか
修正回数の上限と追加費用の条件が明確か

まとめ | 採用動画の費用で失敗しないために

採用動画の制作費用は、動画の種類や撮影規模、制作会社などにより20万~350万円以上と幅があります。制作中にコストが増加することもあるため、事前に相場と費用の内訳を確認しましょう。

なお、採用動画の効果を最大化するには、採用課題への理解度が高い制作会社を選ぶことが重要です。

ヒューマンセントリックスは、これまで約2,500社・55,000本以上の法人向け動画制作を手掛けてきました。「どのような動画をつくるか」だけでなく、「どこで使うか」「誰に見せるか」を一緒に考え、企画からシナリオ・撮影・編集・CG/アニメーション・配信までワンストップで対応いたします。

採用動画の制作をお考えの方は、ぜひヒューマンセントリックスにご相談ください。

新規CTA

よくある質問

1. 採用動画の制作費用は経費計上できますか?

採用動画の制作費用は、一般的に「採用費」や「求人広告費」「広告宣伝費」などとして経費計上できます。ただし、長期間にわたって繰り返し使用する動画の場合は、「繰延資産」として資産計上が必要になる場合もあるので注意が必要です。

資産計上が必要になるかの判断基準は、使用期間や目的、金額などによって異なるため、一概には言えません。詳細については、顧問税理士や会計士へのご確認をおすすめします。

2. 採用動画の適切な長さはどのくらいですか?

採用動画の適切な長さ(尺)は用途・配信先などにより異なるため「これが正解」という答えはありません。一般的な目安としては、以下のとおりです。

・採用サイト・求人媒体への掲載:2~3分
・会社説明会での上映:3~5分
・SNSへの掲載:15~60秒
・YouTubeでの公開:1~3分

採用動画は短いほど最後まで見られやすい傾向があります。尺の長さよりも「伝えたいメッセージを絞ること」のほうが、動画の完成度と採用効果を左右する大切な要素といえるでしょう。

3. 採用動画の制作は外注と内製、どちらがおすすめですか?

採用動画の制作は、目的と運用方針によって外注(外部の制作会社に依頼)と内製(自社内で制作)を使い分けることが有効です。

・内製が向くケース:高頻度で更新するSNS向け短尺動画など
・外注が向くケース:採用サイトや説明会で使うメイン動画、採用ブランディング強化目的の動画など

動画制作の目的が「採用課題の解決」であれば、企画・構成の段階から採用視点で提案してくれる制作会社に外注するほうが、採用効果を出しやすいでしょう。

この記事の執筆者
株式会社ヒューマンセントリックス マーケティング部

株式会社ヒューマンセントリックス マーケティング部

動画制作を検討する企業担当者に向けて、企画・構成・活用方法・費用感など、実務に役立つ情報を発信。 制作現場とマーケティング双方の視点から、目的に合った動画活用をわかりやすく解説しています。

掲載日: 2026.06.30

RELATED POST関連記事


RECENT POST「動画制作全般」の最新記事


動画制作全般

【企業向け】入社式の動画撮影・配信とは?準備のポイントや活用方法をわかりやすく解説

動画制作全般

【企業向け】インフォグラフィック動画とは?活用方法と成果を出すためのポイントを解説

動画制作全般

【企業向け】動画マーケティングの事例5選|成功のポイントをわかりやすく解説

動画制作全般

【企業向け】デモ動画とは?営業効率を高める活用ポイントや作り方を解説

RANKING人気記事ランキング

RECENT POST 最新記事