小売業における動画活用シーンと動画制作を実施するメリット

 2020.08.11  株式会社ヒューマンセントリックス

2019年12月に発見された新型コロナウイル(COVID-19)は短い期間の中で、世界で1,000万人以上の感染者を出した名実ともに最悪のウイルスとして現在も活動しています。これにより欧米諸国ではロックダウン(都市封鎖)が余儀なくされ、多くのビジネスパーソンが強制的にテレワークへと働き方を移行しました。日本でも今でこそ緊急事態宣言が解かれ、かつてのようにビジネスパーソンが街を闊歩する姿見られますが、テレワークを継続している企業は少なくありません。

街に人が減れば経済的に困窮するのが小売業です。その一方で、外出自粛要請は「巣ごもり消費」や「動画視聴の爆発的増加」という現象を生み出しました。動画配信クラウドサービスの大手プロバイダであるBrightcoveは、同社サービスを利用する世界各地のユーザーに由来する数億のデータを分析して動画コンテンツの視聴実態を調査したところ、企業が提供している動画の再生回数が前年同期比で91%増加したと言います。

出典:リモートワーク移行で企業動画の視聴時間が90%増――Brightcove調査

小売業においては、これをチャンスと捉え動画コンテンツ活用に乗り出している企業が多いのです。リアルの販売チャネルが以前ほど機能していない今、小売業では動画コンテンツを始めインターネットを活用したチャネルをフルに活用し、消費者と対話しながら活路を見出していくことが重要だと考えられます。そこで本記事では、小売業における動画コンテンツの活用シーンと動画制作を実施するメリットをご紹介します。

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小売業における動画コンテンツの活用シーン

小売業における動画コンテンツのわかりやすい活用シーンとして、一つの事例をご紹介します。最近の事例ではないものの、メーカーと小売側が協力してYouTubeを起点に成功した事例です。

同事例は味の素株式会社(以下味の素)と大手スーパーチェーンのライフと協業した事例であり、2018年4月12にビジネスメディアの日経Biz Gateにて掲載された記事を参考にしています。

味の素が取り組んだ動画コンテンツの活用方法とはまず、連携するライフ店舗の商圏範囲に限定し、レシピ動画広告をYouTubeに配信します。YouTubeでは動画にアクセスするユーザーのメタデータを取得し、アクセス元の地域等を割り出すことが可能なため、YouTube動画広告を利用すると限定的な地域だけに広告を配信することが可能になっています。

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動画コンテンツの内容はライフのプライベートブランドのベーコンとトマト、そして味の素の調味料ペーストを使用するレシピ動画であり、広告配信地域のライフ店頭ではディスプレイでも動画を流し、さらにレシピに登場する商品を一まとめに陳列しました。その結果、味の素の当該商品はキャンペーン期間中に前年同期で6倍近い売り上げをたたき出し、ライフ側もプライベートブランドを含む関連商品の売り上げが大幅に伸びたそうです。

小売業、特に店頭におけるマーケティング活動では従来、メーカー側が作成した動画コンテンツを全国共通で流すというスタイルが主流でした。普段からスーパーマーケットに足を運ぶ方も、陳列棚で見慣れたテレビCMが流れている光景をよく見かけるでしょう。そうした活動も重要ですが、味の素とライフのように連携した上で動画コンテンツを活用した手法が今後活発化していく可能性も高いでしょう。

この他、小売業における動画コンテンツ活用は単なる販促に限らないのがポイントです。例えば人手不足が叫ばれている小売業においては、採用活動をサポートするツールとしても注目されています。採用動画はホームページ上に掲載するだけで自社企業の理念や働き方について明瞭に説明することができ、しかも全国規模で配信されるため採用活動を効率よく行うのに最適です。毎年新入社員を雇っているような小売業においても、イベント中止や外出自粛が提唱されている現在においてオンラインでの採用活動を進めることが可能になります。また、アルバイト募集などターゲット層にとっては動画は当たり前のメディアですので有効と言えるでしょう。

 

小売業で動画コンテンツを活用するメリット

では、小売業において動画コンテンツを活用するとどのようなメリットがあるのか?具体的にご紹介します。

メリット1. 数十万円で数千万円の宣伝効果を獲得できる可能性がある

前述した味の素×ライフの事例のように、YouTubeのような動画配信プラットフォームを利用すれば広告費用はさほどかかりません。テレビCMを放映することを考えると何十分の1、時には何百分の1の費用で広告が出稿できます。もちろん、動画コンテンツの制作にコストをかける必要はありますが、それもテレビCMに比べれば微々たるものと言えます。

しかし宣伝効果は絶大です。今やYouTubeの総再生時間は天文学的数値に達しようとしていることから、たった数十万円の動画コンテンツ製作費で多くの宣伝効果が獲得できる可能性も大いにあるわけです。

 

メリット2. ホームページ掲載でコンテンツを充足する

動画コンテンツのメリットは、その他のコンテンツ同様に一度制作するだけで長期間にわたって有益なコンテンツとして活用できる点です。動画配信プラットフォームで情報を発信し続けながら、自社のホームページにも掲載することでコンテンツを充足できます。これにより検索エンジンからの評価が上がり、ホームページが検索結果上位に表示されやすくなるのをサポートします。

 

メリッ3. ECサイトに掲載するコンテンツとして制作する

オンラインでの消費行動が年々活発化しているのに合わせて、多くの小売業がECサイトの運営を始めています。ECサイトでは基本的にテキストと画像によって構成されていますが、中には商品紹介として動画コンテンツを掲載しているケースも増えています。

実際に動いているところを見てみないと使用のイメージが湧かない商品などが多いため、そうした商品に限定して動画コンテンツを制作するだけでも売り上げは大きく変化するでしょう。ECサイトの問題点である「実際に手にとって吟味できない」という部分をカバーし、消費者の購買行動を促します。

以上のように、小売業における動画コンテンツの活用では様々なメリットがあります。活用シーンも大きく広がっており、単純な販促活動だけでは片づけられてないのが動画コンテンツの魅力です。皆さんがもし、リアルの販売チャネルが機能しないがために八方塞がりになっている状況ならばこの機会に動画コンテンツの活用をぜひご検討ください。現在では低コストで制作できる動画コンテンツも少なくありません。まずはできるところからコツコツと積み重ねていくことで、後に大きなビジネス効果を生み出すケースもあります。小売業における動画コンテンツ活用に注目してみましょう。

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