DESIGNROOM/A-Team

「映像一筋40年。」「この歳だからできることがある。」

田島 洋一Chief Director

1981年の大学卒業以来、ドラマ(フリーランス時代)~CMや企業VP(広告代理店系プロダクション、独立系プロダクション)と、ずっと映像に関わる仕事しかしていません。そういった意味では映像のオーソリティと自負していますが、技術や機材は日々進化していますので、若手に教わることも多いし、いまだ勉強中です。

(入社当時)「映像のことなら何でも相談して。」

この会社は「できるものはすべて内製」が基本なので、いわゆる外注はあまり得意とは言えませんでした。私はキャリアだけはありましたので、必要に応じて外部の撮影スタジオの予約やナレーター事務所への連絡、外注スタッフの確保など、脚本・演出以外の仕事も引き受けていました。営業と一緒にクライアントさんとの打合せ・取材をした後は、一人でシナリオを書き、ロケハンし、香盤表を書き、現場に臨み、制作(編集・仕上げチーム)へ引き継ぐ。自称“ワンマンアーミー”。それが入社当時の私でした。

過去

孤独になりがちな「企画・演出」という仕事→チームプレーで連携。「文殊の知恵とまではいかないが、3人寄れば何とかなる。」

入社当時は、企画・演出は私一人しかいませんでしたが、現在は私含めて3名。さらに所属しているDESIGNROOM自体が、クリエイティブ(映像編集)以外にもアイデア出しやコンテの作成、現場演出まで参加することが多いので、今は連携プレーができています。手掛ける映像は、ソリューション紹介、会社案内、ドラマ系、イメージ系と多彩ですが、各自の得意分野が周りにも認知されるようになり、「自分にあった仕事」ができています。一人で苦しむことがない、というのはうちのルーム、というよりうちの企業としての強みです。

現在
田島 洋一

「目的を達成した使える動画」+「映像を、映像たらしめているもの」。

高校生時代、平井和正さん(小説家。エイトマンや幻摩大戦の原作者)が好きで、どの本か忘れましたが、後書きにこんなことをお書きになっていました。「私小説にしろ純文学にしろ、何らかの賞をもらうような小説は実は子供でも書ける。しかし上質なエンターテイメント小説だけは大人にしか書けない。だから私は常にエンターテイメントを意識する。なぜなら私は大人の、プロの書き手だからだ」 ―――大人になり映像を創る仕事についた私ですが、この言葉をしばしば思い出します。

現在、会社案内動画という比較的堅い分野の映像を主に創っていますが、映像を映像たらしめるのはまさにこの「エンターテイメント」ではないのか、と。なので、堅い内容になりがちな会社案内動画に、エンターテイメント性を溢れさせながらも目的を達成した映像、というものを創りたい。これが私の今の目標です。

未来

「人間中心」を実感した瞬間

まだ入社前、以前の会社からの出向というかたちで、ある企業の5分間インフォマーシャルの脚本・演出を任され、海外で撮影をしていたときのことです。私が原因でその企業の役員の方々をひどく怒らせてしまい、撮影、というより案件そのものの継続が非常に危うい状況に陥りました。

私に責任があることは間違いないことでしたので、その夜、中村社長に電話連絡をしたところ、なんと、「いいんです。気にしないでください。田島さんが違和感を感じたというならそれが正しいんです」との答え。「田島さん、なんてことしてくれたんですか!」という厳しい叱責を予想していた私は愕然とし、しばし言葉を失いました。

海外であるにもかかわらず、翌日、中村社長が駆けつけ、なんとか案件の継続はつながりました。クライアントさんも男気がある企業で、演出も引き続き私が担当し、いいものを創ることで結果を出してほしい、との言葉をいただきました。その映像は非常に良い仕上がりとなり、クライアントさんにも大いにに喜んでいただくものとなりました。

雨降って地固まる。現在もそのクライアントさんとは会社としても、私個人としても良好な関係を継続しています。それにしても、あの時の中村社長の言葉は忘れることはないでしょう。案件が飛ぶことよりも私を気遣い信じてくれた。「人間中心」の社名は本当なんだ、と実感した瞬間です。それが縁でこの会社に入社することとなったわけですが、生涯忘れることのないエピソードです。

「人間中心」を実感した瞬間

お客様へのメッセージ

圧倒的に若手の多いうちの会社で一人で平均年齢を上げているのが私です。しかし、若手に教えることもあれば、逆に教わることもある。進化は年齢を選ばない。これを実践し、本当にお客様の欲しい映像を作り続けたい。心からそう思っています。

お客様へのメッセージ

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