最近よく聞くVimeoって何?動画販売方法やYouTubeとの違いも解説

 2021.08.31  2023.07.31

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Vimeoというサービスはご存じですか?

Vimeoは、動画配信プラットフォームとして登場した背景がございますが、動画販売をしたいという方にもぴったりなサービスと言えます。Vimeoオンデマンドサービスでは、動画販売を行うことが可能です。この記事では、動画販売を動画プラットフォームで行うメリットから、Vimeoのサービス紹介、YouTubeなど他サービスとの違いまでを紹介します。

最近よく聞くVimeoって何?動画販売もできる Vimeoオンデマンドも解説

更新日:2022年4月6日  Vimeo Basicや制限に関する情報を追加

動画配信をするなら動画販売プラットフォームがおすすめ

動画販売プラットフォームを利用すると、動画販売における集客、管理、マーケティングが楽になります。

基本的にプラットフォーム自体に集客力があるので、自身の動画への流入を期待できることは大きなメリットの1つです。

また、プラットフォームは管理機能を備えているため、コンテンツ管理にも手間がかかりません。例えば、「動画にタグを付けることで、動画の整理や販売がしやすくなる」「サイズが大きい動画の保存をプラットフォームに任せる」といった、管理面での高い利便性を享受できます。特に、サイズが大きい動画ファイルをプラットフォームで管理することで、自社サーバーやPCの容量についての心配から解放される点は、非常に大きな利点です。

加えて、プラットフォーム側で用意されている機能を用いて、視聴回数やエンゲージメントを測定し、分析に活かすことも可能です。こうして情報をわかりやすく整理することで、マーケティング策の立案や修正へスムーズにつなげられます。

それではここからは、数ある動画販売プラットフォームの中でも特にVimeo(ビメオ)がおすすめな理由について、さらに詳しく説明します。

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Vimeo(ビメオ)とは?

まずVimeoは、クリエイターがポートフォリオとして使用するほか、動画の販売や限定公開の場として、作成や管理をサポートするコンテンツを提供しているプラットフォームです。

Vimeoはアメリカを拠点とし、2021年8月現在において、2億3千万人以上のユーザーが存在します。

Vimeoでは、動画の投稿、販売、レンタルおよび投稿した動画の共有が可能です。加えて、Vimeoに投稿した動画を、さまざまな別のサイトに埋め込むこともできます。

公開範囲の設定可能なので、社内での動画共有にも便利なサービスです。

Vimeoのプラン別利用料金

Vimeoには、Plus・Pro・Business・Premium の4種類の有料プランとBasicの無料プランがあります。

有料プランの料金は月額制で、「Plusプランが700円・Proプランが2,000円・Businessプランが5,000円・Premiumプランが7,500円」です。またプランによって、投稿できる容量や、プロジェクトに参加できる人数、動画販売の可否などが異なります。最新の価格は以下よりご確認ください。

参照:Vimeo社の価格表

無料プランのVimeo Basic 

Vimeoには無料で使えるVimeo Basicというプランが存在します。実はあまり知られていないのですが少しだけHD動画をアップロードしたい場合にはこちらで無料で利用すると良いでしょう。

多くの動画を扱ったり、高度なプレーヤーカスタマイズ、分析ツール、ライブイベント配信などを行う場合には有償版であるVimeo Plus やPro、Business、Plemiumにアップグレードが必要になります。

ライブストリーム配信を行うには

Vimeoではライブ配信を行うための機能を備えています。そのためにはVimeo Premiumプランが必要になります。Vimeo Premiumプランにはイベントのライブストリームに必要なツールがすべて含まれています。

Vimeoで動画販売をする方法

Vimeoで動画の販売ができるのは、Proプラン以上です。またPremiumプランになると、ライブストリーミング配信まで実践可能です。

以降では、Vimeoを利用して動画を販売するいくつかの方法を、具体的に説明します。

共有リンクを発行して送る

動画販売方法の1つとして、共有リンクを利用することが挙げられます。

料金を支払ったユーザーへ共有リンクを送り、視聴を許可するという販売方法です。

例えば、会費を支払った会員だけに共有リンクを送れば、動画を会員限定で公開することが可能です。

会員サイト、支払い方法、自動返信の準備をすることで、動画販売の経路が構築できます。

サイトに埋め込む

Vimeoの動画は、ウェブページに埋め込むことができます。この埋め込み機能を利用した販売方法もあります。

埋め込んだ動画にパスワードを設定し、料金を支払ったユーザーにパスワードを送るという方法と、会員制サイトに埋め込む方法です。

具体的な埋め込み方法としては、「動画ページの共有ボタンから埋め込みコードを取得し、埋め込みたいウェブページに取得したコードを貼りつける」だけです。また取得したコードは、Vimeo側に登録した特定のドメインを持つサイトにのみ貼り付けが可能となるため、無断で他サイトに自社動画が掲載されることも防げます。

もちろん、この販売を実践する場合、あらかじめサイトの準備・支払い方法・自動返信などの仕組みを整えておくことが必要です。

オンデマンド機能を使う

Vimeoでは、「Vimeoオンデマンド」サービスも提供しており、これを利用することでVimeoのプラットフォーム上で動画販売が可能となります。このサービスを使用するには、Pro以上のプランに登録する必要があります。しかしこれにより、自社でサイトや支払い方法などを用意しなくても、動画を販売していけるようになるのです。

このVimeoオンデマンドサービスについては、以降、詳しく解説します。

Vimeoオンデマンドとは?

上記のVimeoオンデマンドは、Pro以上の登録者が、さまざまな販売形式で動画の販売やレンタルを行えるサービスです。販売手数料は10%に設定されており、残りの90%は投稿者の収益になります。

販売までの大まかな流れは、「単一の動画もしくはシリーズ物として販売するかを選択、そして動画にタイトルと説明文をつけるだけ」です。これにより、販売の準備が整います。

Vimeoを利用するメリット

動画販売を行うにあたって、Vimeoを利用すべき理由は数多くあります。

ここでは、Vimeoのメリットを具体的に紹介します。

商用コンテンツに適している

先述のように、VimeoでProプラン以上の契約をすると、宣伝や営利目的、商用目的でのコンテンツ配信が可能です。一方、同じく動画投稿プラットフォームのYouTubeでは、商用目的のコンテンツを配信すること自体が基本的に禁止されています。

そのため商用動画コンテンツを配信するなら、VimeoのProプラン以上に契約することがまず選択肢となるでしょう。

クローズドな環境で共有できる

Vimeoでは、動画の公開設定が詳細に行えるので、クローズドな環境を作れます。クローズドな環境を構築するメリットは、社内共有や限定公開がしやすいことです。

また商用としては、誰でも動画を見ることができるわけではないため、拡散効果はありません。しかしその分「ターゲットを絞ってクオリティの高い動画を配信する」というスタイルでの販売が可能となります。

加えて、パスワードの設定やドメイン指定などのセキュリティ機能が使えるので、安心して利用できます。

さらに、動画購入者は、動画に対して非公開のレビューを行うことが可能です。動画に対しての改善点や感想をレビューとして残してもらうことで、スピーディーな改善につながるでしょう。

デザインのカスタマイズが幅広い

埋め込み動画用のプレーヤーについて、デザインのカスタマイズ性が高いことも特徴です。

例えば、自社の雰囲気を簡単に前面に出したい場合は、プレーヤー背景のカラー変更がおすすめです。

ほかにも、操作バーの有無を切り替えたり、Vimeoのロゴを自社ロゴに変えたりと、オリジナリティを追求できます。再生速度の変更、共有ボタンの削除といった、機能面での細かい設定も可能です。

無料トライアルを試せる

Vimeoでは無料のトライアルを30日間利用できます。以下のURLから体験してみてはいかがでしょうか。

https://vimeo.com/jp/upgrade

広告が入らない

Vimeoでは、第三者の広告表示が一切ありません。その点も他の一般的な動画配信プラットフォームとは異なる利点と言えるでしょう。

ファイルサイズや動画の長さが無制限

ストレージ制限、帯域制限内であれば動画のサイズや長さは無制限です。

YouTubeとVimeoの違い

Vimeoは規約上、投稿者自身の作成した動画しか投稿できないので、オリジナリティの高い作品が集まっています。画質は8Kまで対応しており、作品で表現できる幅が広がります。これは、ほかの動画配信プラットフォームと比べて、Vimeoにクオリティの高い作品が集まる理由の1つでしょう。

さまざまな企業が、製品プロモーションや、自社のブランドコンセプトを伝えたりするために、積極的に商用動画を公開しています。ほかの動画配信プラットフォームにない画質の高さ・便利な管理機能によって、自社のイメージを詳細にユーザーへ届けられるからです。加えて、先述のようにプレーヤーをカスタマイズできることで、一貫した雰囲気作りやイメージをさらに伝えやすくなっています。

Vimeoでは、ユーザーの使用しているデバイスに合わせて、動画の画質が自動変換されるので、設定に悩む心配もありません。圧縮ガイドラインもあり、スムーズな投稿が可能です。

また、YouTubeのように動画に広告が入らないので、視聴者が動画に集中できます。さらに、SNSとの連携設定をしておけば、Vimeoに投稿した動画が自動でSNSへも投稿されるようになり、業務効率化へつながるでしょう。

限定公開機能を、自社サイトと組み合わせて使用できることも魅力です。具体的には、会員制サイトを作ったうえでこの機能を利用すれば、「会員限定で動画が見られるようにする」「課金式のコンサルや教育コンテンツとしての配信する」など、ビジネスシーンでも幅広く活用していけるのです。

さてVimeoでの動画収益については、販売・レンタル・サブスクリプションと多彩な選択肢があります。しかし動画に広告が入らないため、再生数に応じた広告収入は得られません。そのため、もし再生数による収益を得たい場合には、YouTubeのような無料の動画投稿サービスが向いているでしょう。ユーザー数は圧倒的にYouTubeの方が多く、SEOにも強いことから、集客力や動画の拡散性はYouTubeの方が高いと言えます。

ただし同時に、YouTubeへの投稿者は大量に存在するので、競合も非常に高い状況です。再生数による収益を確保するには、ほかの動画に埋もれない多くの工夫が必要となります。それが実践されていなければ、広告収入は期待できません。この点は、企業によっては、大きな負担になりかねません。

最後に、Vimeoに投稿されるクオリティの高い動画は、オフラインで閲覧可能である点も覚えておきましょう。ユーザーは、動画をあらかじめダウンロードしておけば、通信環境のない場所でも動画を視聴できるのです。こうしたユーザー側の利便性の高さも、Vimeoというプラットフォーム自体が広く支持されている理由と言えるでしょう。

そうした点も踏まえつつ、「自社はどんなユーザーに、どんな方法・状況で動画を楽しんでもらいのか」を明確にしましょう。そしてそれに沿ったプラットフォームを選択してみてください。

まとめ

Vimeoは、クリエイターがオリジナリティの高い動画を投稿するプラットフォームです。Vimeoでは、動画の投稿だけでなく、販売・レンタル・サブスクリプションによって収益を得ることもできます。

Vimeoの特徴は、動画の表現幅が広いこと、収益化手段が多いこと、広告がないこと、公開範囲を設定可能なことなどです。特に、ビジネスにおいて活用シーンが多く、会員限定動画やセミナー動画のような教育コンテンツなども導入できます。

Vimeoを使った動画販売を検討されている方には、動画制作会社に制作を依頼することも視野に入れましょう。先述のようなVimeoの特徴を押さえたうえで、最適な動画制作を相談してみてください。

外注先でお悩みなら、オンラインでセミナーを行う通称「ウェビナー」向け動画から、製品のプロモーション動画制作まで手掛ける、BtoB動画制作の実績が豊富なヒューマンセントリックスにぜひお任せください。

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