近年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンライン(Web)上でセミナーを開催する「ウェビナー」が広まりを見せています。中でも、Zoomの提供する「Zoomウェビナー」は、最大5万人規模のセミナーがオンラインで開催できます。
本記事では、Zoomウェビナーの開催手順と機能について解説します。ウェビナーの開催を検討している方は、ぜひご一読ください。
Zoomウェビナーとは?
「Zoomウェビナー」とは、Zoomアプリの有料オプションであるアドオンサービスの1つです。Zoomというとミーティング機能が有名ですが、Zoomウェビナーはオンラインセミナーに特化した機能を有しています。1 回 30 時間までの無制限のウェビナー セッションを開催できます。また、セミナー管理に関する機能を豊富に備えられており、例えば登録者と出席者のリストをエクスポートする機能やCRMやMAツールとの統合、レコーディングやセッション後のレポート機能などが提供されます。
Zoomウェビナーの開催手順
次に、Zoomウェビナーの使い方と開催手順をご説明します。
Zoomミーティングライセンスを購入
Zoomウェビナーを使うためには、「Zoomミーティング」の有料会員になる必要があります。そして、アドオンとして「Zoomビデオウェビナー」の有料オプションを申し込み、料金を支払うことでZoomウェビナーを使用できるようになります。
スケジュールの設定
Zoomウェビナーを開催するためには、スケジュール設定の画面で、ウェビナー開催を登録する必要があります。参加者の事前登録を必要とするかどうかで設定方法が異なるため、それぞれの方法について確認していきます。
参加者の登録を必要とする場合
参加者の登録を必要とする場合のスケジュール設定方法は、以下のとおりです。
- Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 「ウェビナーのスケジュール」をクリックする
- トピック、定期ウェビナーなど、それぞれの項目を設定する
- 「登録」オプションのチェックを入れて「全て、複数、個別」のどれかの項目を設定する
- 「スケジュール」をクリックする
登録ありのウェビナーをスケジュールすると、名前や所属など、基本的な質問のほか、独自にカスタマイズした質問も作成できます。
参加者の登録を必要としない場合
参加者の登録を必要としない場合のスケジュール設定方法は、以下のとおりです。
- Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 「ウェビナーのスケジュール」をクリックする
- トピック、定期ウェビナーなど、それぞれの項目を設定する
- 「登録」オプションのチェックを外す
- 「スケジュール」をクリックする
事前登録なしのウェビナーでは、Zoomのアカウントを持たない方でも参加できますが、名前とメールアドレスの入力は必須です。
Zoomウェビナーの開催を知らせる
スケジュールを設定後、Zoomウェビナーに参加する人を招待する必要があります。手順は以下のとおりです。
- マイウェビナーにログインして、該当するウェビナーを選ぶ
- 登録用のURLをコピーするか招待状機能を使い「パネリストへの招待」を作成する
- 「招待状のコピー」をクリックして招待状を作成して配布する
招待メールを削除してしまったり、招待状が届かなかったり、といったことも想定されます。当日になってから問題を処理しようとすると、開始時刻が遅れたり、参加できない人が出たりするおそれがあります。あらかじめ招待状があるかを参加者に確認し、当日スムーズに開催できるようにしましょう。
Zoomウェビナーの開催
いよいよ、Zoomウェビナーを開催します。手順は以下のとおりです。
- 開始時刻より余裕をもって、Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 開催するウェビナーを検索して「このウェビナーを開始」をクリックする
Zoomウェビナーを成功させるポイント
ここまで、Zoomウェビナーを開催するまでの流れについて解説してきましたが、ここからは「成功のポイント」についていくつか紹介します。
ブランディングを設定して差別化
ブランディングを設定する手順は以下のとおりです。
- Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 設定を行うウェビナーのトピックをクリックする
- 「ブランディング」のタブをクリックする
- タイトルやバナーなど各項目について設定する
ブランディングの設定により、登録ページに企業ロゴの設定やメインバナーの表示、講演する方の情報などを追加できます。初期設定ではとてもシンプルなため、設定することで他のウェビナーとの差別化を図りましょう。
投票・Q&A機能を活用する
「ウェビナー」開始前に投票情報を設定しておくと便利です。手順は以下のとおりです。
- Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 設定を行うウェビナーのトピックをクリックする
- 「投票/アンケート」のタブをクリック
- 「+追加」をクリックする
- 投票のタイトルおよび質問文、選択肢を設定する
- 匿名回答を許可するかの有無を設定する
- 「保存」をクリックする
設定した投票情報をもとに、投票を行うための手順は以下のとおりです。
- Zoom起動しウェビナーを開始する
- 下部のメニューにある「投票」をクリックする
- 行う投票を選択し「開始」をクリックする
- 投票したら「投票を終了」をクリックする
ウェビナーの中で、参加者の質疑応答に対応する場合は、「Q&A機能」を設定します。手順は以下のとおりです。
- Zoomのサイトにアクセスしサインインする
- ナビゲーションメニューの中から「ウェビナー」をクリックする
- 「Q&A機能」の設定を行うウェビナーのトピックをクリックする
- ウェビナーの項目一覧の中から「質疑応答」にチェックする(有効化)
- 「保存」をクリックする
「Q&A機能」はウェビナー特有の機能で、コミュニケーションを円滑化するツールです。一方的な発信のみになりがちなウェビナーですが、このような機能を上手に活用することで、参加者との双方向のコミュニケーションが可能になります。参加者に参加してもらうことで興味を保たせ、セミナーを成功に導くのに役立つでしょう。
Zoomウェビナー開催に不安がある場合はヒューマンセントリックスへ
Zoomウェビナーについて一通り解説してきましたが、開催が初めての方やツールの扱いに不安をお持ちの方は多いと思います。そういった場合は、その道のプロに頼るのも手です。
ここからは、高品質なオンラインセミナー(ウェビナー)配信をプロデュースする「ヒューマンセントリックス」をご紹介します。
ヒューマンセントリックスのサービス内容
ヒューマンセントリックスは、クライアントの要望に合わせた配信環境や方法を提案し、最適かつ高品質な「オンラインセミナー(ウェビナー)配信」を提供しています。
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ヒューマンセントリックスでは、オンライン配信用のプラットフォームとして「配信CMS」も提供しており、Webページやランディングページで配信したいという要望にも対応できます。各プラットフォーム上で配信して終わりではなく、視聴履歴や再生率などを集計し、「誰がいつ何を視聴して、どの部分に興味を持ったのか」などをデータ化します。次回ウェビナーをさらに効果的に開催するのに役立つでしょう。
まとめ
Zoomウェビナーの開催手順と機能をご理解いただけたでしょうか。Zoomウェビナーを初めて利用する方は、一つ一つの手順を確認しながら進めてみてください。また、豊富な機能も利用して、他社との差別化を図るとよいでしょう。
そして、より高度な「オンラインセミナー(ウェビナー)配信」をご希望の方は、ヒューマンセントリックスに問い合わせてみてはいかがでしょうか。豊富な実績や知識をもとに、クライアントのニーズに合わせた高品質なサービスを提供しているため、Zoomウェビナーの開催を検討している方におすすめです。
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