セッシュウ

 2019.10.30  株式会社ヒューマンセントリックス

セッシュとは、映画やテレビドラマで身長差のある俳優同士の2ショットや顔のアップを撮影する際、構図上のバランスをとるために背の低い俳優を踏み台に立たせることを指す撮影用語です。俳優を踏み台に立たせて構図を調整すること自体は、昔から行われていましたが、かつてハリウッドでこれを「セッシューする」と呼んでおり、その後これが世界に伝わり広まりました。

由来は、1920年頃からハリウッド映画で大活躍し、1958年には映画「戦場にかける橋」において日本人初のアカデミー賞ノミネート俳優となった早川雪洲(Sessue Hayakawa)の名前からと言われています。アメリカ人女優と比較して身長の低かった早川(約172cm)に対し、圧倒的な二枚目役を演出しなければいけないため「セッシューが低いから彼を踏み台に立たせてくれ」という指示が次第に省略され、最後には「セッシューする」の一言となったのです。

ただしこれは当時やそれ以前から、ハリウッドではよく使われていた撮影手法であり、早川が始めた、または早川だけが特別に使用していたわけではないことに留意する必要があります。狭義では「俳優を台にのせてかさ上げする」の意味で使用され、例えば、「彼(または彼女)をセッシューして」となりますが、本質的には「被写体をかさ上げする」であることから「手前の花瓶をセッシューして」など、実際には人物に限らず使用されています。

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