著作権から見たコピーフリーの概念

〜 動画制作・動画活用に役に立つ知的財産権について優しく解説 〜

ヒューマンセントリックスで制作した動画については、お客様に動画ファイルで納品いたします。お客様がいろいろな媒体に自由に掲載して活用できるよう、納品した動画ファイルの権利を「コピーフリー」とし、とても喜んで活用いただいています。このビジネスモデルについて、著作権の観点から見たご意見をいただければと思います。

interview03

まず、コピーフリーという概念自体が著作権にないものでして、では何をフリーにするのかというところを明確にしておく必要があるかと思います。そして最終成果物と中間成果物がありますけれども、これはある程度、明確に区別できると思います。

いずれにつきましても御社(ヒューマンセントリックス)が制作者、著作者であり、著作権を持つ訳でありますけれども、その著作権をどう使うか、第三者にどう使っていただくかということについては、まさに御社の判断、あるいは御社と第三者、ご依頼人との契約の関係になってきます。

従って、「コピーフリー」といった時に、どの著作物についてフリーにするのか、それから著作権の中にもいろいろなものがあります。ですので、著作権の中のどの権利、例えば複製権であるとか、譲渡権であるとか、上映権だとか、そういったものが幾つもあるんですけれども、そういったもののどれをフリーにするのかというところを明確にしておくのが良いと思います。

積極的にお使いくださいという意思表示をしていただけるのは、非常にユーザーとしてありがたいんじゃないかと思います。ただその場合には、どこまで使えるかというところを明示してあげるとより親切かなと思います。

例えばコピーも自由ですよ。譲渡も自由ですよ。上映、それからインターネット配信結構ですよというところを挙げてあげて、ただ改編は駄目ですよ、変えないでくださいねというところまで明記してあげる。そうすると非常に親切で、ユーザーとしても非常に使いやすいかと思います。

知的財産権のエキスパート、渡辺光弁護士(中村合同特許法律事務所パートナー、ニューヨーク州弁護士)に、一問一答形式のインタビューで、動画を制作、または活用するときに、企業として留意すべきポイントなどを解説いただきました。財産権としての著作権、著作者人格権、著作隣接権とは?二次利用する場合、何に注意すれば良いか?など、分かっているようで、よく理解されてないことの多い知的財産権の実際について、ポイントを押さえ、優しく解説いただいてます。

渡辺 光
中村合同特許法律事務所パートナー
弁護士・弁理士

【主な取扱業務】知的財産権・不正競争防止法・独占禁止法;国際取引法;一般企業法務・商事取引・契約

【経歴】東京大学法学部卒業

【主な著書】

(英文)

  • "Liability of an Operator of Internet Shopping Mall for Distribution of Counterfeit Goods by Shops in the Mall"
    AIPPI Journal Vol. 38 No.1 by AIPPI (2013)

(日本文)

  • 「知的財産権辞典」(共著)(三省堂、2001年)
  • 「財産権判例要旨集」(共著)(新日本法規、 2003年)
  • 「特許・意匠・商標の法律相談」(共著)(学陽書房、 2003年)
  • 「最新事例に見るコンプライアンス違反の相場観知的財産権侵害」
  • BUSINESS LAW JOURNAL 2015年10月号 通巻91号(レクシスネクシス・ジャパン、2015年)

など、多数。

動画制作・動画活用に役立つ
知的財産権14のポイント

知的財産権のエキスパート、渡辺光弁護士(中村合同特許法律事務所パートナー、ニューヨーク州弁護士)に、一問一答形式のインタビューで、動画を制作、または活用するときに、企業として留意すべきポイントなどを解説いただきました。著作権とは?財産権としての著作権、著作者人格権、著作隣接権、二次利用の注意点など、分かっているようで、よく理解されてないことの多い知的財産権の実際について、ポイントを押さえ、優しく回答いただいてます。

動画制作・動画活用に役立つ知的財産権14のポイント

お問い合わせはこちら
動画制作に関する(無料ご相談)